0001サイカイへのショートカット ★
2018/03/20(火) 12:36:01.89ID:CAP_USER93月20日 12時25分 NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180320/k10011372171000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_002
オウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で23年です。
現場の1つとなった東京の地下鉄 霞ケ関駅では犠牲者を追悼する慰霊式が行われました。
平成7年3月20日に起きた地下鉄サリン事件では、
東京の都心を走る地下鉄の丸ノ内線と日比谷線、それに千代田線の車内に猛毒のサリンがまかれ、
13人が死亡し、およそ6300人が被害を受けました。
事件から23年の20日、現場の1つとなった霞ケ関駅では、
発生時刻とほぼ同じ午前8時に駅の職員たちが黙とうをささげました。
駅の構内には献花台が設けられ、駅の関係者のほか、
遺族や被害者が訪れ花を手向けて犠牲者をしのんでいました。
地下鉄サリン事件などオウム真理教による一連の事件の裁判はことし1月に終結し、
麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚など13人の死刑囚の刑の執行の時期が焦点となっています。
このうち、7人は、今月、東京から別の拘置所へ移送されていて、
執行に向けた準備とも関連があるものと見られます。
霞ケ関駅の助役だった夫を亡くした高橋シズヱさんは
「裁判の結果、次の段階に入ったので、法に従って粛々と進めてもらいたいです。
移送などいろいろな動きがあったとしても、私たちの状況とは別の話で、後遺症や感情がよい方向に向かっているばかりだとは言えません」と話していました。
◆刑の執行には異なった反応
オウム真理教から名前を変えた「アレフ」は、ホームページを通じてコメントを出しました。
この中で、地下鉄サリン事件については「オウム真理教の流れを受け継ぐ団体として重く受け止め、深く哀悼の意をささげ、改めてご冥福をお祈りします」としています。
また、裁判が終結し、死刑囚13人のうち7人が別の拘置所へ移送されたことについては
「麻原尊師らの死刑執行を強行しようとしているのでしょうか。もしそうであるならば、取り返しのつかない重大な禍根となるでしょう」としています。
また、「アレフ」から分裂した「ひかりの輪」も、ホームページを通じてコメントを出しました。
事件については「当時のオウム教団に関わった者として、あらためて皆様に深くお詫び申し上げます」としています。
また、7人の移送については「麻原への死刑執行は、事件再発防止のための確実な措置になるものと考えておりますが、たとえ執行がなされたとしても、被害者の皆様の傷が完全に癒やされるものではないことも、また事実といわざるをえません」としています。
◆教団は分裂して存続
オウム真理教は、元代表の麻原彰晃、本名・松本智津夫死刑囚が逮捕されたあと「アレフ」と名前を変えました。
その後、信者どうしの対立が深まったと見られ、教団の幹部だった上祐史浩代表は平成19年に一部の信者と共に新しい団体「ひかりの輪」を設立しました。
さらに、「アレフ」から分派したと見られる「山田らの集団」が金沢市などを拠点に活動しているものと見られます。
公安調査庁によりますと、3つの団体は今も全国15の都道府県に34の施設を持ち、
セミナーやイベントを開催するなど積極的な勧誘を続けていて、国内の信者の数は合わせておよそ1650人だということです。
このうち、「アレフ」は札幌市に国内最大規模の拠点施設を設け、
公安調査庁によりますと、去年10月には、この施設への立ち入り検査で松本死刑囚の写真が祭壇に飾られていることを確認したということです。
また、公安調査庁は、松本死刑囚からの脱却を掲げている「ひかりの輪」についても、依然として影響力が残っているとしています。
公安審査委員会は、再び事件を起こす危険性があるとして、
ことし1月、3つの団体に対して、立ち入り検査や資産の報告などを義務づける観察処分の期間を3年間更新することを決めました。
これに先立って、東京地方裁判所は、「ひかりの輪」については「松本死刑囚への絶対的な帰依が否定され、少なくとも表面的には性格が相当に異なっている」などとして、
前回の観察処分の更新を取り消す判決を言い渡していて、東京高等裁判所で争われています。