産経ニュース 2018.3.17 05:00
http://www.sankei.com/politics/news/180317/plt1803170003-n1.html

 民進党の羽田雄一郎役員室長らが、大塚耕平代表に対して「分党」を求める署名活動を
党内で行っていることが16日、分かった。大塚執行部が目指す希望の党との合流構想に同調するグループと、
両党の糾合に反発して立憲民主党入りなどを検討するグループとの「仕分け」を狙う。

 署名活動は羽田氏や榛葉賀津也参院議員が党所属参院議員42人を対象に実施している。
署名を求める際はどちらのグループに参加したいかは問わず、「円満な分党」に賛同するかどうかだけを尋ねている。

 羽田、榛葉両氏は希望の党との合流を目指す執行部の方針を支持している。民進、希望両党執行部が
1月に模索した統一会派結成構想が民進党内の「反希望派」の反発によって頓挫したことを踏まえ、
合流を円滑に進めるための環境整備として署名活動を始めた。

 ただ、党内には財務省の決裁文書改竄(かいざん)に関する政権追及に集中すべきだとの声も根強く、
現時点の賛同者は小川敏夫参院議員会長、那谷屋正義参院国対委員長ら約20人にとどまっている。
署名を断った若手議員は「この時期に分党の署名活動なんてKY(空気が読めない)だ」と語った。


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http://www.sankei.com/politics/news/180317/plt1803170012-n1.html