NHK NEWS WEB 3月15日 19時17分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180315/k10011366671000.html

「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書が書き換えられた問題で、今月7日に自殺した
近畿財務局の男性職員が、上からの指示で文書を書き直させられたとか、このままでは
自分1人の責任にされてしまう、などといった内容が書かれたメモを残していたことが
関係者への取材でわかりました。検察当局は財務局の職員が本省から書き換えを指示されていたと見て、
詳しい経緯を調べているものと見られます。

森友学園への国有地売却に関する決裁文書をめぐって財務省は今月12日、14の文書で学園側との
交渉の経緯などがまとめられた「調書」の部分などが300か所以上書き換えられていたことを明らかにしました。

その5日前の今月7日、近畿財務局で森友学園との国有地の取り引きを担当する部署に所属していた
上席国有財産管理官の50代の男性が神戸市内の自宅で自殺しているのが見つかりました。

関係者への取材で、この職員が、上からの指示で文書を書き直させられた、といった内容が書かれた
メモを残していたことがわかりました。このメモは数枚にわたって書かれていて、決裁文書の調書の部分が
詳しすぎると言われ上司に書き直させられたとか、勝手にやったのではなく財務省からの指示があった、
このままでは自分1人の責任にされてしまう、冷たい、などという趣旨の内容も書かれていたということです。

このほか、去年2月以降の国会で財務省側が学園との交渉記録は廃棄したとする答弁をしていることについて、
資料は残しているはずでないことはありえない、などと疑問を投げかける内容も書かれていたということです。


(続きは記事元参照)