YOMIURI ONLINE 2018年03月15日 01時51分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180314-OYT1T50103.html

 外国人技能実習制度で来日したベトナム人男性(24)が14日、国会内で記者会見し、2015〜16年に
福島県内で東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業に従事していたことを明らかにした。

 除染は実習制度の対象職種でなく、法務省は、雇い主側から事情を聞くなどして男性の実習内容について調査している。

 男性や支援者によると、男性は15年9月、ほかのベトナム人男性2人とともに来日。3人は実習先の盛岡市の
建設会社で建設機械の取り扱いを学ぶことになっていたが、翌10月から約5か月間、福島県郡山市で
除染作業に従事していた。市街地で側溝の泥をかき出したり、土を入れ替えたりしていたという。

 16年9月から約3か月間は、避難指示解除前の同県川俣町で住宅の解体作業に従事していた。
男性は17年5月頃にインターネットで郡山市の実習が除染作業だったと知ったことや待遇面に不満があったことから、
同年11月、建設会社の寮から逃亡した。男性は「事前に危険な作業をすると知っていたら来日しなかった。
将来の健康が心配だ」と訴えている。


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