時事ドットコムニュース(2018/03/13-14:38)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018031300776

 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書が改ざんされた問題で、
国土交通省が今月5日、改ざんされる前の文書の写しを財務省に提供していたことが13日、国交省への取材で分かった。

 財務省は、遅くとも5日の時点で改ざん前の文書の存在を把握していたことになるが、
8日に国会議員らの求めに応じて開示したのは、改ざん後の文書の写しのみだった。

 国交省航空局総務課によると、2日に朝日新聞が書き換え疑惑を報道したことを受け、
省内で保有する森友学園への土地の「貸付決議書」と、財務省が昨年2月の問題発覚後、
国会議員に開示していた貸付決議書を比較し、内容に違いがあることを把握した。

 国交省保有の決議書には森友学園側との交渉の経緯に関する文書は添付されていなかったものの、
学園側との契約について「特例的な内容となる」などの文言が記され、財務省の開示文書からはこうした文言が消えていた。