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森友学園との土地取引における文書書き換えを財務省が認める方針、と伝えられるなど政局が緊迫する中、自民党石破派の後藤田正純衆議院議員が3月11日にFacebookで「総裁選挙が待ち遠しい!」と語っています。

これは石破茂元防衛相の発言を報じた朝日新聞の記事を添付した後藤田議員が「正直で、丁寧で、誠実な自民党に戻さなければならない!!総裁選挙が待ち遠しい!」と述べているというもの。

石破元防衛相は滋賀県での講演において、森友学園との土地取引が瑕疵担保責任を負わないとされていた点について「普通、国はそんな契約をしない」「現場の官僚にそんな権限があるとは思えない」「じゃあ、一体誰が、どんな権限でやったんだと明らかにしないと、自民党の信頼がゆらぐ」などと発言したとされています。

ただし、同時に「よもや、(安倍晋三)総理が値引けとか、そんなことを言われるはずはない」と安倍首相を擁護するコメントも添えていたことから表向き、石破元防衛相の発言は安倍首相を批判する形にはなっていません。

後藤田議員の「正直で、丁寧で、誠実な自民党に戻さなければならない!」という部分は石破元防衛相が発言していたとされる「親切で、丁寧で、誠実な自民党であらねばならないと改めて思った」を用いたものと見られることから、「総裁選挙が待ち遠しい!」は自民党の体質改善に向けた意欲を見せたものと解釈することも出来ますが、石破元防衛相が総裁選に出馬するものと考えられていることから、別の意味も含んでいた可能性が囁かれることにもなりそうです。

後藤田議員は2017年7月に自民党が都議選で大敗した際、執行部がおかしくなっているとの考えを明かすと共にその理由について「私の安倍政権の反省についての街頭演説が、安倍批判をしたと、党幹部に伝わり私にクレームがきた」「密告、引き締め、礼賛、おかしな管理をしている」と苦言を呈していました(関連記事)。

また2017年8月末に麻生財務相が「何百万人を殺したヒトラーはいくら動機が正しくても駄目だ」と発言し撤回した際には「本当に恥ずかしい残念な発言だ!!」「準備なき閣僚は、語るべからず!」と批判していました(関連記事)。