猪野 亨2018年03月01日 11:50
http://blogos.com/article/280889/

維新の会の足立康史議員がツイッターでとんでもないことをツイートしています。
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立憲民主党が北朝鮮の工作員などと常識で考えてみてもあり得ない話だし、ましてや根拠もなく(あるはずもないのですが)、このようなことをツイートしてしまうのは、国会議員としても人としても問題です。

 これまでも数々の暴言を吐いてきた足立氏ですが、その都度、維新の側が当人に「謝罪」というポーズをとらせて、しかし、当人がすぐに事実上、打ち消すようなことを言って、謝罪にもならない謝罪を繰り返してきました。

「党役職の解職について」(ブロゴスより)

 最初の段落は謝罪で始まるのですが、「万年与党と万年野党の馴れ合いの場と化しています。全うな国会活動が忌み嫌われるのは、もとより覚悟の上です。」と結ぶのですから、一体、どこが反省なのか全くわからないというか、要は、足立氏には最初から反省などする気はないのです。

 この足立氏に何を言っても無駄というよりも、反発が強まれば強まるほど、エキサイトするタイプです。

 維新の会は、公党として足立氏の言動に責任があります。維新の会としてはもはや不問に付したり、形ばかりの謝罪をさせて終わりということでは済まないということを自覚すべきです。維新の会は、足立氏について議員辞職させなければなりません。それが公党としての責任です。

 それにしても北朝鮮の工作員というものがはやっているのでしょうか。

 先日も国際学者の三浦瑠麗氏が大阪で北朝鮮の工作員が破壊活動を展開するなどと根拠もないことをテレビ番組の中で発言していました。

「三浦瑠麗「北朝鮮スリーパー・セル潜伏」の情報源は“ネッシー”スクープの英タブロイド紙! 公安も失笑したフェイク」(リテラ)

 右翼思想に凝り固まった人たちですが、こういった妄想を抱くということでは共通しているのでしょう。

 足立氏は、立憲民主党が北朝鮮の工作員と本気で信じているからこそのツイートなのか、デタラメとわかっていてツイートしているのかということになるわけですが、どうも前者のような感じです。本気で信じ込んでいるような言動です。このような妄想に取り付かれているのであれば、もう危ない状態です。その意味でも維新の会は、足立氏に議員辞職させるべきでしょう。

 ネット界でも、大和民族選民思想を背景に、ネトウヨにとって都合の悪い人たちにはたちどころに「在日」認定をします。

「女性専用車両に反対する人たち 反対するカウンターの人たちを「在日朝鮮人」呼ばわりは、自分たちこそ差別主義者だ」

 行動パターンがみな一緒です。

 自分たちに都合が悪いと、みな「在日」認定をして排除しようとするのですから、恐ろしい人たちです。差別を当然の前提にした選民思想なのです。

 在日朝鮮、韓国の人たちは排除して当然という差別感しかありません。それが正義だと思っているから余計に怖い人たちです。日本社会の病巣です。