菅義偉官房長官は2日午前の記者会見で、平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦選手(23)に国民栄誉賞を授与することを検討すると発表した。昨年11月に右足首を痛めて一時は平昌五輪出場も危ぶまれながらも、同種目で66年ぶりとなる2連覇を達成した点を評価した。

平昌五輪フリーで力強く演技する羽生選手(2月17日)
平昌五輪フリーで力強く演技する羽生選手(2月17日)

 安倍晋三首相が同日、検討を指示した。有識者の意見を聞いたうえで決定する。菅氏は「羽生氏の今回の快挙は国民に大きな感動と勇気、社会に明るい夢と希望を与え、東日本大震災の復興への力強いメッセージとなる」と述べた。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2759818002032018000000/?n_cid=SNSTW001