NHK NEWS WEB 3月1日 18時47分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180301/k10011348011000.html

厚生労働省の労働時間の調査をめぐり、野党6党が行っている厚生労働省の職員へのヒアリングについて、
牧原厚生労働副大臣は「全面テレビ公開で公開リンチのようにやる」などと発言し、
その後「非常に不適切な表現だった」と陳謝して、発言を撤回しました。

牧原厚生労働副大臣は、1日開かれた自民党の会合で、厚生労働省の労働時間の調査をめぐり
立憲民主党など野党6党が行っている厚生労働省の職員へのヒアリングについて、「野党の議論というのは、
ほぼ毎日やっているが、全面テレビ公開で公開リンチのようにやる。これをずっと続けているので、
担当職員は本当に心身ともに故障してしまう状況だ」などと発言しました。

このあと、牧原副大臣は記者団に対し、「部下の健康などを説明する際、職員の状況を思うあまり、
非常に不適切な表現を用いてしまい、おわびしたい」と陳謝して、発言を撤回しました。

また、記者団が、副大臣を辞任する考えはあるのか質問したのに対し、「今のところは、
発言を撤回するというところまでしか思いが及んでいない」と述べました。



共産 志位委員長「重大な責任は厚労省にある」


共産党の志位委員長は記者会見で、「発言を聞いていないのでコメントしづらいが、そのようなヒアリングはしていない。
裁量労働制の問題で、データをねつ造したり、異常なデータを400件以上、出したりしている重大な責任は、
厚生労働省が負うべきだ。それを棚上げにして人を責めるのは、いったい、どういうことかと思う」と述べました。