(2018/02/27-20:07) 時事
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018022700995&;g=pol

立憲民主党など野党6党は27日、異常値が続出した裁量労働制調査のやり直し要求に応じなかった政府・与党への反発を一段と強めた。衆院予算委員長らの解任決議案提出も視野に、2018年度予算案の衆院採決に徹底抗戦する構えだ。
 6野党は同日、幹事長会談に続いて国会内で合同集会を開催し、政府が裁量労働制の対象拡大を盛り込む「働き方改革」関連法案の提出を断念するよう訴えた。立憲の福山哲郎幹事長が「一致団結してこの緊迫した国会を乗り切っていきたい」と力を込めたのに続き、各党幹部も結束を呼び掛けた。裁量制拡大には連合が反対しており、民進系3党も足並みをそろえた。
 自民党は、26日に続く与野党幹事長会談の要求を拒否。加藤勝信厚生労働相は記者会見で、再調査はしない考えを明言した。共産党の小池晃書記局長は記者団に「でたらめなデータを発表しておいて、再調査しないと言い放つのは国民を愚弄(ぐろう)した話だ」と怒りをあらわにした。