産経ニュース 2018.2.24 10:35
http://www.sankei.com/affairs/news/180224/afr1802240009-n1.html

 航空自衛隊浜松基地(静岡県浜松市)の非常勤隊員だった女性が、上官の男性にセクハラを受けたとして
損害賠償を求めた訴訟は、上官に880万円の支払いを命じた2審判決が確定した。
最高裁第2小法廷(山本庸幸裁判長)が21日付で、上官の上告を退ける決定をした。

 確定判決によると、女性は平成22年に採用された。上官は女性を無人島に連れて行って
無理にキスをしたり、自宅に押し掛けたりし、女性は心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症した。

 静岡地裁浜松支部判決は女性の主張を一部認め、30万円の賠償を命令。東京高裁は
「上官の地位を利用し、関係を強要した」と指摘し、賠償額を大幅に増やした。