YOMIURI ONLINE 2018年02月22日 07時26分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180222-OYT1T50006.html


 さいたま市の吉田一郎市議(54)(無所属)が、20日の市議会文教委員会で、市立図書館について質問した際、
答弁した中央図書館長に対して、不適切な発言をしていたことが市関係者への取材で分かった。

 吉田市議は21日に開かれた臨時の委員会で発言を取り消し謝罪した。

 市や市議会の複数の関係者などによると、吉田市議は、市立図書館の蔵書で文庫本が占める割合や
出版社の事情について質問。利根川雅樹館長の答弁後、「首をつって死ね」などと言ったという。
マイクが入っておらず、記録には残っていないが、出席していた委員が問題視。西山幸代委員長らが
確認したところ吉田市議は不適切な発言を認めた。読売新聞の取材に対し、吉田市議は
「著しく不適切な発言だった。感情的になってしまった」と釈明している。内容については
「取り消したものなので、控えたい」と述べた。

 西山委員長は「議員としてあるまじき発言だった」と話している。利根川館長は「職員も含め大変ショックを受けた」と話した。

 吉田市議は2007年の市議選で初当選し、15年4月に無投票で4選を果たした。