https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180209/k10011322581000.html

公明党の井上幹事長は記者会見で、憲法改正の焦点になっている「自衛隊の明記」について、憲法上疑義が生じないようにする考え方は理解できるとする一方、自衛権の範囲などの幅広い検討が必要になるとして、丁寧に議論を進めるべきだという考えを示しました。

この中で、井上幹事長は、憲法改正の焦点になっている「自衛隊の明記」について、「自衛隊を憲法に明記することによって、憲法上疑義が生じないようにすべきだという考え方は、私自身もよく理解できる」と述べました。

一方で、井上氏は、「憲法上、具体的にどう表現していくのかということになると、自衛隊の存在だけにとどまらず、幅広い議論が必要だ」と述べ、自衛権の範囲など、幅広い検討が必要になると指摘しました。

そのうえで、井上氏は、「憲法改正は、最終的には国民投票にかけることになるので、国民の中での憲法の議論が、ある程度熟していかなければいけない。私自身、特定のスケジュール感を持っているわけではない」と述べ、丁寧に議論を進めるべきだという考えを示しました。