2018年2月3日 12時33分 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018020301001555.html

日本政府は3日、「核なき世界」を掲げたオバマ前政権の方針を転換したトランプ米政権の核戦略指針について、核抑止力が強化されるとの観点から歓迎する姿勢を打ち出した。河野太郎外相は「高く評価する」との談話を発表した。米国が提供する「核の傘」に頼る日本の安全保障政策の現状を浮き彫りにした形だ。

 米国と同盟国の利益を守るためには核兵器の先制使用も排除しないとした核戦略指針に関し、河野氏は談話で「米国による抑止力の実効性の確保と、わが国を含む同盟国に対する拡大抑止へのコミットメントを明確にした」と強調した。

(共同)