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日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が、２３日付けの３面で「知ってびっくり！子どもの脳に有害な化学物質」という書籍の広告を掲載していることで批判の声が上がっている。
書籍の説明文では「身の回りにあふれる化学物質。発達障害、IQ低下、生殖異常、性同一性障害、乳がんなどへの影響」「今、あなたにできる予防策！知るとしないとでは大違いです！」と記述されており、予防すべき病気と性同一性障害を混同し、倫理的にも科学的に受け入れがたい内容である。

いくら何でも赤旗の広告でこれはないと思う（1/23付３面）。「発達障害」「性同一性障害」を「有害な化学物質」と結びつけるトンデモ論。親学と大差ない。
電磁波の恐怖を煽るのも科学的でないし、赤旗の信頼性を損ねるので、この出版社の広告は断るべきだと思います。@akahataseiji @akahata_PR pic.twitter.com/Ubk35lhjT9

— けにー（こんな人）#下からの民主主義 (@k2gtr) January 23, 2018

共産党市議が「買います！」

問題の書籍は、昨年の９月に発売され、赤旗に広告を掲載した雑誌「食べもの通信」の公式アカウントに投稿されている。

『知ってびっくり　子どもの脳に有害な化学物質のお話』はこんな表紙ですよ。覚えておいてくださいね。#食べもの通信　#化学物質　#新刊 pic.twitter.com/L716kCozDq

— 食べもの通信 (@tabemono104) September 21, 2017

赤旗の広告掲載を受けて、日本共産党の美勢麻里浦安市議会議員は「買います！」と嬉々としてメンションを送り、宣伝と思われる投稿をしている。

注文します❗

知ってびっくり
子どもの
脳に有害な
化学物質のお話

こげつかない鍋、芳香剤、殺虫剤、シャンプー、プラスチックなどの化学物質。
発達障害、IQ低下、生殖異常…
世界中の科学者が警告しているのに、日本では報じられない真実！#食べもの通信 pic.twitter.com/gcwPhxt7X5

— みせ麻里日本共産党浦安市議 (@m5mise) January 23, 2018

当然ながら、LGBT当事者から「では「性同一障害は有害なものに汚染された結果」「病気」「異常」とあなたは認識していらっしゃるのでしょうか？」ツッコミが入る。
慌てて苦し言い訳をする美勢麻里市議。

どのようなことが書かれているのか、私にとって読む必要があると思いましたので投稿してみました。

— みせ麻里日本共産党浦安市議 (@m5mise) 2018年1月24日

お返事をありがとうございます。
本にはどのような内容が書かれているのか、すぐにでも読んでみなければと思いTweetに至りました。

昨年の12月議会の一般質問では浦安市に安心してくらせる政策をどのように考えているのか質したばかりでした。

— みせ麻里日本共産党浦安市議 (@m5mise) 2018年1月24日

どう見ても好意的に書籍を「買います！」と宣言しており、それもわざわざ雑誌の公式アカウントにメンションを送っておいてこの言い訳は通用しないだろう。
２０１６年１２月に共産党会派を離脱したことで党を除名された松崎いたる板橋区議は、この書籍を購入し確認をしたが「性的マイノリティの人権をラットの実験と同一視している」とコメントしている。

この本を買ってしまいました。不確かな根拠で偏見を拡げるような内容でした。性的マイノリティの人権をラットの実験と同一視することには賛同できません。

— 松崎いたる・板橋区議 (@itallmatuzaki) 2018年1月26日

ちなみにこの件に関して日本共産党の議員はおろか、支持者らもダンマリである。昨年の衆院選で落選した池内さおり前議員もLGBTには力を入れていたはずだが、何の反応も示していない。
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