沖縄県名護市長選(28日告示、2月4日投開票)で、3期目を目指す現職の稲嶺進氏(72)は27日、野党幹部らとともに市内で演説した。

「パンダ誘致」を目玉公約に掲げる稲嶺氏は、対抗馬となる新人の元市議、渡具知武豊(とぐちたけとよ)氏(56)の応援に自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(36)が名護市入りする予定を踏まえ「(渡具知氏側には)31日に客寄せパンダが来るが、私たちは本物のパンダを呼ぼう」と訴えた。自民党きっての人気を誇る小泉氏をあてこすり、公約実現への決意を示した。

 稲嶺氏はパンダ2頭の誘致を公約に据えているが、パンダ1頭あたりレンタル料や設備費などで年間約3億円以上のコストがかかるとされる。このため、渡具知氏陣営は「税金の無駄遣い」「客寄せならぬ“票寄せパンダ”だ」などと批判している。

http://www.sankei.com/smp/politics/news/180127/plt1801270017-s1.html