「松井一郎・大阪知事へのツイートではない」 提訴された米山隆一・新潟知事、名誉毀損を否定
2018.1.18 15:40 産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/180118/afr1801180041-n1.html


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大阪府の松井一郎知事(左、水島啓輔撮影)と新潟県の米山隆一知事(市川雄二撮影)
http://www.sankei.com/images/news/180118/afr1801180041-p1.jpg

大阪府立高の頭髪指導訴訟をめぐるツイッターの投稿で名誉を傷つけられたとして、日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事が新潟県の米山隆一知事に550万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴したことを受け、米山氏は18日、ブログで、松井氏に対する投稿ではないと改めて主張した。

米山氏は(1)ツイートは松井氏に対するものだとの主張は誤読であり、ツイートは名誉を毀損(きそん)していない(2)仮に誤読の余地があったとしても、その後再三にわたってツイッター上で説明している(3)それでも誤読の余地があるとしても、松井氏と日本維新の会に対する言論の自由の行使としての正当な論評だ−としている。

訴状などによると、米山氏は昨年10月末、自身のツイッターで府立高での頭髪指導を巡る訴訟に言及。府立高の責任者は「維新の松井さん」とし、「異論を出したものをたたきつぶし党への恭順を誓わせてその従順さに満足する」などと投稿した。

松井氏側は「維新の松井さん」が自身を指していることは明らかで、「党内でまるで『独裁者』であるかのように振る舞っているとの印象を抱かせる」と指摘。その後に米山氏が「松井さんとは書いていない」と否定する投稿をしたことを考慮しても、社会的評価を低下させたと主張している。

松井氏は18日、米山氏の投稿に関し「事実誤認にもかかわらず謝罪がなかった。僕と維新の会に対する侮辱で、しっかりと反省すべきだ」と府庁で記者団に語った。

米山氏はかつて日本維新の会に所属し、平成24年の衆院選と25年の参院選に公認候補として出馬して落選している。昨年、維新前代表で前大阪市長の橋下徹氏ともツイッターでやり合った。