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12月11日 5時20分

自民党の作業チームは、地方議会の議員のなり手不足を解消するため、6年前に廃止された議員年金に代わる新たな制度として、地方議員も厚生年金に加入できるようにするなどとした法案をまとめ、来年の通常国会への提出を目指し調整を進めることにしています。

地方議員の議員年金は、市町村合併で議員の数が大幅に減ったことなどから財政状況が急速に悪化し、制度の運営が厳しくなったため、6年前に廃止されましたが、地方議会からは「このままでは議員を目指す人が少なくなる」などとして、復活を求める意見も出ています。

これを受けて、自民党の作業チームは、地方議員のなり手不足を解消するため、議員年金に代わる新たな制度を設ける必要があるとして、地方議員を地方自治体の職員とみなし、厚生年金に加入できるようにするなどとした法案をまとめました。

自民・公明両党は、先に幹事長らが会談し、議員年金を復活させるための法改正に向けて両党で検討していくことで一致していて、この案をもとに、来年の通常国会への提出を目指し調整を進めることにしています。