公明代表、中国主席と面会=安倍首相親書手渡し
2017/12/02-01:11 時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017120101082&;g=pol

中国・北京市内で取材に応じる山口那津男公明党代表=1日
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【北京時事】中国を訪問している公明党の山口那津男代表は1日午後、北京の人民大会堂で習近平国家主席と面会した。山口氏は安倍晋三首相から預かった習氏宛ての親書を手渡した。

山口氏は「北朝鮮問題など地域の課題について協力をお願いしたい。来年、日本でお会いできることを楽しみにしている」と伝えた。同氏によると、習氏はうなずいたという。日本政府は、来年中の首相の訪中と習氏の来日を目指しており、関係改善を推進したい考えだ。

中国の習近平国家主席(右)と握手する公明党の山口那津男代表=1日、北京(中国共産党提供)
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これに先立ち山口氏は、中国共産党最高指導部の政治局常務委員で序列4位の汪洋副首相と会談し、北朝鮮の非核化について「中国と連携して対応していきたい」と呼び掛けた。

これに対し、汪氏は「中国と北朝鮮は血で固めた関係があったが、核問題のために双方の立場は対立している」と北朝鮮に厳しい認識を示した。同時に「戦争にも反対だ」とも語り、対話による解決を目指す立場を強調した。