http://www.labornetjp.org/news/2017/1126shasin

 天皇制反対の声を上げることがこれほど大変なのか? 3日前に宣伝カーが右翼に襲撃されて壊された。しかしこの日は緊急カンパですっかり修復されていた。11月26日に東京・千駄ヶ谷区民会館で開かれた「終わりにしよう天皇制 11.26大集会デモ」。160人の集会にもかかわらず、付近一帯はカマボコ車が数十台と機動隊で埋めつくされた。

 集会に参加した元軍国少女で戦後は教員だった北村小夜さん(92歳)は、「早く天皇制をなくしてほしい。時間が経つほど戦争など、天皇制がもたらす被害が大きくなる。いま一番心配なことは皆が自粛していること、抵抗しなくなっていることだ」と声を上げる大切さを語っていた。

 主催者の大横断幕には「身分差別 性差別の象徴=天皇制はいらない」と書かれていた。コールでは「民主主義に天皇制はいらない!」とあったが、天皇代替わりを機会に天皇制廃止を強く訴えていた。渋谷繁華街のデモは注目度が高かった。右翼の妨害もあったが大きな混乱もなく約1時間のデモは終わった。(M)

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