岸和田市長からの現金、神谷衆院議員へ 自民関係者証言
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171127-00000026-asahi-soci

 26日投開票の大阪府岸和田市長選に無所属で立候補し、再選された信貴(しぎ)芳則市長(56)が4年前の初当選以前に、現金を自民党関係者に預けたと朝日新聞に証言した。選挙で応援してもらう趣旨かとの質問に「そうですな」と答えた。この自民党関係者が27日、同市内で記者会見。現金200万円を信貴氏から受け取り、2013年10月、当時党支部長だった神谷(かみたに)昇衆院議員(68)=比例近畿ブロック=に渡したと述べた。

会見したのは、建設会社役員で、自民党岸和田支部組織部長の日田(ひだ)孝志氏(55)。信貴氏は4年前は岸和田市議で、13年11月の市長選での初当選時には、信貴氏は自民党の推薦を得ており、日田氏も信貴氏の支援に回った。

 当時、神谷氏は衆院議員に当選する前で、自民党大阪府第18選挙区支部長。これまでの朝日新聞の取材に対し、「4年前は一生懸命、信貴さんの応援をした。日田氏から選挙のお願いを依頼された記憶はあるが、現金を受け取った記憶はない」と現金の授受を強く否定。「日田氏を名誉毀損(きそん)で訴えることも検討したい」と話した。