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日本維新の会・松井一郎代表が11月22日の会見で希望の党と立憲民主党を比較、後者を「筋が通っている」として一定の評価をする一方で、希望の党については玉木代表の献金問題に触れるなど否定的な見方を示していました。

「玉木さん自身が献金貰って獣医師会のしがらみの中にいる」

これは維新が衆院選で希望の党と東京・大阪において住み分けるなど協力関係にあったことから、玉木雄一郎新代表のもとで希望の党との関係をどう考えるか、という質問に対する答弁で語られていました。

松井代表は立憲民主党について「我々とは考え方は全く相容れない」としながらも、希望の党に比べれば「政党として筋を通してる」と評価。

しかし希望の党に対しては「踏み絵を踏んで当選したんだから、しがらみのない政治と身を切る改革を実施しないと政党としては認められない」と厳しい見解で、維新が希望の党と協力関係を結ぶためには「まず選挙で掲げた公約を実施しないとダメ」と条件をつけます。

具体的には企業・団体献金の禁止をはっきり打ち出すべきだと主張する松井代表は玉木代表が日本獣医師会関連の政治団体から献金を受けていたことを挙げ「今後は企業団体献金、獣医師会からも献金を頂きませんとはっきり打ち出すべき」と語り、「玉木さん自身が獣医師会から献金をもらってしがらみの中にいる」と希望の党を厳しい目で見ている現状を窺わせていました。

最後は「批判じゃなくて期待するからこそやってもらいたい」とフォローしていたものの、松井代表は玉木代表と希望の党がこれを出来なければ選挙互助会だ、と釘をさすことも忘れていませんでした。
松井一郎代表の発言

松井「(希望の党との今後の関係について問われ)希望の党がまずは選挙で掲げた公約をね、まず実施しないとダメだと思いますよ。要は(そう)でなければ結局選挙互助会だったでしょと。希望も立憲もね。

逆に言うと立憲のほうがまだ、筋通してるのかな。立憲は、要は希望の公約を掲げるんじゃなくて、希望に入れなかったから、まぁ要は、本来、辻元清美さん的な、そういうまぁ旧社会、今の社民党的なね、そういう価値観を持って集まった人たちですよ。

だから、まぁ、今の立憲は安保法制は多分白紙撤回だろうからね。うん。だから立憲の方が、政党としては、我々とは考え方が全く相容れませんが、政党としては筋を通してる。

だけど希望は、小池さんと結党メンバーで作った政策を、これを良しとして、踏み絵踏んで自分でサインして、当選したんだから、まずは希望が約束をした、まずしがらみない政治と身を切る改革をね、これをまず実施しないと僕はもう、政党としてちょっと認められないな、と思いますね。うん。だから立憲の方が筋は通してる、政党として。

希望の一部心ある人たちはね、我々と、僕は何故小池さんと住み分けして、将来連携の話し合いも出来る体制を作ったかっていうと、政策が一致してたからですから。

それを、玉木さんになってね、小池さんを横に追いやってね、とにかく身を切る改革としがらみを切るというしがらみない政治というのをね、反故にするということになればね、これはまさに希望が選挙互助会だということです。

だから、玉木さんやろうと思えば代表だからやれるんでね、まず企業・団体献金禁止。玉木さん自身が、獣医師会から献金もらって、獣医師会のしがらみの中にいるじゃないですか。

だから、その以前の獣医師会からの献金までね、返せとは言わないけど、今後は企業団体献金、獣医師会からも献金頂きませんとはっきり打ち出すべきだと思いますね。でなければ、まさにしがらみだらけの代表がしがらみをなくすなんてね、言えない。そうなったら選挙互助会ですよあれは。だから、別に批判するんじゃなくて期待するからこそね、やってもらいたいなと思います」