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朝日新聞が11月21日、「徹底検証『森友・加計事件』朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」著者の小川榮太郎氏及び出版元の飛鳥新社に対し「厳重に抗議するとともに、謝罪や訂正を求める申入書を送った」と発表しています。

朝日新聞ではこのように述べ、小川氏と飛鳥新社に対し2週間以内の回答を求めるとしてWebサイト上で「申入書」を公開しています。

朝日新聞「本社は申入書で、入手した文書について「『総理の意向』でないことが分かってしまう部分を全て隠蔽」した事実はないと反論。「NHK幹部との『密議』や『共謀』」との記載についても、「荒唐無稽な持論を展開している」と指摘した。そのうえで、「事実に反する主な箇所」として16項目を列挙し、2週間以内に書面による回答を求めている。」

朝日新聞はまた、「申入書」の中で「弊社に一切の取材もないまま、根拠もなく、「虚報」「捏造」などと決めつけるのは、弊社の名誉・信用を著しく傷付ける不法行為であり、到底見過ごすことはできません」「貴殿及び貴社に厳重に抗議するとともに、すみやかに弊社に謝罪し、事実に反する部分を訂正し、弊社が被った損害を賠償するよう強く求めます」と怒りを露わにしていますが、小川氏は早速Facebook上で「お知らせ」としてこの件に言及しており、10月18日に出版してから1ヶ月以上経過してからの抗議に「ネット上で朝日から抗議がないことへの疑念が広がってきたことへの対処であろう」との見方を示しています。

小川氏は足立康史議員の「朝日新聞、死ね。」「ねつ造」発言に関連して11月18日、既に「朝日新聞よ、飛鳥新社および私にも抗議してきなさいよ」と語っていただけに(関連記事参照)、今回の「申入書」に対しても「大半は、反論を書くのが楽しみな――あまりにも無理筋の――内容だったが(笑)」と意気込みを見せていることから、小川氏がどのように反論するか、関心が高まりそうです。

「個人の著書を組織の圧力で押しつぶそうとするとは、朝日新聞の人権感覚は天晴なものだ」と皮肉を交える小川氏はFacebook投稿をこのように締めています。

小川「抗議と応酬が続き、拙著の問題性が白日に晒され、事柄が多くの国民に知られてゆくことはいい事だ。15項目の応酬を多くの人に知ってもらうことで、朝日新聞の体質、やったことは一層明らかになるだろう。」