この抗議デモは、野党・民主党の日本支部の呼びかけで5日午後に行われ、東京・渋谷駅のハチ公前広場には、日本に暮らすアメリカ人などおよそ100人が集まりました。

参加者たちは「憎しみはいらない。私たちは団結し、決して分断されることはない」などと、シュプレヒコールをあげてトランプ大統領の政策は社会の分断を深めているだけだと訴え、抗議しました。

また、参加者の中には「北朝鮮についてツイートするのをやめろ」とか「北朝鮮問題に軍事的選択肢はいらない」などと書かれたプラカードを掲げる人もいて、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、適切な政策をとるよう求める声が相次ぎました。

東北地方からデモに参加するために来たというアメリカ人の女性は「日本の上空を北朝鮮の弾道ミサイルが通過し恐ろしかった。トランプ大統領はツイッターで北朝鮮に対し無責任なことをつぶやき、自分のことしか考えていない。トランプ大統領を追い出すべきだ」と話していました。

また、日本に4年間住んでいるというアメリカ人の学生の男性は「トランプ大統領は北朝鮮に対して攻撃的すぎる。アメリカ人は戦争を望んではおらず、日米首脳会談では良識ある議論をしてほしい。安倍総理大臣には、トランプ大統領を落ち着かせてほしい」と話していました。