おかしなことを言いはやす人たちがいる。
平和憲法のもとだと「座して死を待つ」などと。
戦後70年余の歴史が見えないらしい。見たくないらしい。
座して死んだ人間が、あの世から書き込みをしているのかね。
憲法は国民に平和的生存権を保障している。
行政府がそのために全力を尽くす責務がある。
戦争を回避する外交政策、攻撃を思いとどまらせる軍事的抑止力など。
戦前のような政策の失敗や、政策はよくても失敗することはある。
だが「座して死を待つ」などありえないのは常識だ。
現実に平和憲法のもとで「座して死を待つ」ことなど一度もなかった。
戦争放棄を放棄して戦争を容認すするなら、全面核戦争も覚悟せざるを得ない。
その当たり前のことに目をつぶり、全面核戦争でどのようにして国民を守れるのか答えられないのが改憲派だ。
改憲して全面核戦争も容認しながら、あとは国民に「座して死を待て」と言っているようなものだ。