2017年10月27日 12時43分 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017102701001125.html

【ニューヨーク共同】国連総会の第1委員会(軍縮)に日本が毎年提案している核兵器廃絶決議案の共同提案国が、昨年の109カ国から70カ国程度に減る見通しとなった。日本外交筋が26日、明らかにした。27日に第1委員会で採決される予定だが、賛成は昨年の167カ国から大幅に減る恐れがある。

 今年の決議案は7月に採択された核兵器禁止条約に言及せず、核兵器使用の非人道性を巡る表現も大幅に後退したことが原因。

 第1委員会は26日、各国が提出した決議案採決に向け手続きを開始。核禁止条約を推進したオーストリアやブラジル、南アフリカなどから日本の決議案に厳しい意見が続出した。