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10月26日のBSフジ「プライムニュース」に出演した希望の党細野・若狭・松沢の各氏がそれぞれ、民進党合流組との溝を感じさせる発言をしていました。

この日は「希望の党に”希望”はあるのか?」というテーマで細野豪志議員・若狭勝氏・松沢成文議員が出演。3名とも民進党候補者が大量に合流してくる前からの「チャーターメンバー」であったことから、希望の党の現状についてどのような発言が飛び出すか注目されました。

特に希望の党における現在の注目ポイントである人事で名前の挙がる候補者が民進党合流組中心であることから「チャーターメンバー」との溝が存在しているのかという点に着目してみると、3人共それを匂わせるとも言える発言をしていたのです。

最も顕著に現れていたのが松沢成文議員で、希望の党について小池都知事と前原民進党代表の決断が見事だったと思う、と評価した場面では若狭・細野のふたりの存在感が希薄になっているとして「今の流れには違和感がある」と発言。

松沢「希望の党を作ったオリジナルのチャーターメンバーが、なんか昨日の議員総会の議論を聞いてると、なんか殆どその存在がなくなってしまってね、その後、民進党から来た方が、あのー、ま、小池さんの責任どうのこうのってわーっと騒ぎ始めてね、また今人事が行われてるわけですけども、まぁ私は、懇談会だからねこれ以上は言いませんが、ちょっと今の流れにね、違和感があるんですよ。」

更に松沢議員は前原民進党代表の去就について「前原さんを共同代表に迎えるべき」との意見を述べた際にも再び「違和感」という言葉を用いて繰り返していました。

松沢「前原さんが帰ってきた暁には小池前原体制でやるのが一番わかりやすいし、創業者の2人でもありますよね。私は、それを例えば細野さんがね、幹事長で支えるとか、この体制が出来れば私はもう一回希望の党をね、再生できるのが早いと思ってるんですよ。ただ、今の議論だとそういうのが全部吹っ飛んじゃってですね、あの、何か私たちの党を作ってきた(若狭・細野を指して)オリジナルの二人がね、何かちょっと隅に置かれて、後から入ってきた人たちがみんなでこの党を作っていこうみたいになってるのに私自身はね、これ以上言うべきじゃないかもしれませんけど違和感を覚えるんですよね」

若狭氏は共同代表を2名にすべきという観点から民進党合流組への警戒を窺わせていました。これは細野議員が代表選挙に手を挙げないのか、と尋ねられた際にはっきりしない答えであったことを受け若狭氏が「私の方で申し上げますと」と代弁する形で規約上2名まで共同代表を置くことが出来るので細野議員がなるべきだ、との考えを表明。「全く想定できない展開になってきている」と現在の状況への憂慮を語っていました。

若狭「少なくとも共同代表を2人置いて、そのうちの一人は細野先生になってもらわないと、僕はこれまで少なくともやってきて、希望の党の最初の心がわかってる人が共同代表の一人ぐらいにならないと、あの、僕が全く想定できない展開になってきてると思うんですよね」

そして細野議員は番組の最後で、視聴者から「排除発言が希望失速の原因のように言われているが排除が不十分だったことこそ原因だったのではないか」という質問が寄せられたことへの回答として「おっしゃる部分は当たってる」と述べていたのです。

細野「排除っていう言葉はね、もう使わないほうがいいと思うんです。ただ政策の一致とか方向性という意味ではあの、おっしゃる部分は当たってると思いますね」