シモの疑惑なんてなかったかのようなこの喜びよう=23日午前0時57分、愛知県長久手市(夕刊フジ)
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 愛知7区では、妻子ある男性との「禁断愛」を報じられ、民進党を離党して無所属で選挙戦に臨んだ山尾志桜里氏(43)が、自民党の鈴木淳司氏(59)との一騎打ちを834票差で制し、3回目の当選を果たした。

 「子供を連れたお父さん、お母さんの手をこんなに握った選挙は初めてだったと思う」

 日付が変わった23日午前0時50分ごろ、当選確実の報道を受けて長久手市の選挙事務所に到着した山尾氏は、70人の支援者と万歳三唱をして喜びを表現した。

 W不倫疑惑を受けて一部の女性票が逃げたとされるが、共産党が独自候補を立てず、労働組合も個別に支援したことで激戦を制した山尾氏。「最後の最後、逆転の1票を積み上げてくれた支援者の方のおかげで当選できました」とかすれた声を絞り出した。

 W不倫疑惑については「私自身、(有権者に)必要な説明をし、公私のラインを引かせていただいた。一定の信託はいただいたと思う」と強弁した山尾氏。今後については「希望(の党)とは向いている方向が違う」とした上で「中道リベラルの受け皿を国会で作りたい」と述べ、立憲民主党との連携を示唆した。

 ただ、W不倫疑惑について十分に説明を尽くしたとは言いがたく、今後の議員活動もこれまでのように鋭い追及ができるのか疑問も残る。

 ネット上では、夫に不倫された自民党の金子恵美氏(39)が落選し、山尾氏が議員バッジを手にすることに「これ以上の理不尽があろうか」と憤る声もあった。

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