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民進党に残る参院議員が、衆院選の選挙区でどう応援をすべきか頭を抱えている。
希望の党や立憲民主党、無所属に分裂し、有権者に比例票をどこに入れたらよいか
問われた場合に、候補者ごとに言い換える必要が出てくるためだ。

民進党の分裂騒ぎをよそに、参院には民進党が残る。このうち、福岡選挙区の参院議員、
野田国義氏と古賀之士氏は公示後、手分けして民進党出身候補8人の応援弁士に入る。
だが、野田氏は「比例票については、どの政党へ入れてほしいとはなるべく、言わない」という。

選挙区では候補者個人の名前を呼び、応援する。だが、比例票については、
選挙区をまたぐたびに候補者の所属政党が変わるので、そのつど「希望へ」「立憲民主へ」
と発言内容を変える事態になる。

野田氏は「比例は投票先の政党名をはっきりと言わなければ票が積み上がらないが、
行く先々で違えて言うと、有権者も混乱する。本来は、比例は民進党へと言いたいところ
だったのですが…」とこぼす。

民進党福岡県連の幹部は「特に無所属の候補を応援する場合に何と言ってもらうかが難しい。
その場の雰囲気に任せるしかない」と話す。