長野市の民進党長野県連本部に2日夜、新党「希望の党」の文字をデザイン化したロゴが電子データで民進党本部から届いた。「特に指示はない。使えるようになったら、ポスターや看板などに貼れということだろう」と事務局職員。3日現在で党本部から届いているのはこれだけだという。

 職員は民進党のロゴを隠さず、隣に貼った。衆院選終了までは政党としての民進党は存続する見通しだからだ。

 「何がどうなっているのか、訳が分からない」。長野県内の選挙区から民進党で出馬を予定していた5人の口から飛び出すのは、同じ戸惑いの言葉だ。

 民進と希望の党の「合流」方針が示されて以降、「党に在籍したまま希望の公認を得る」「離党してから公認申請を行う」など、手続きをめぐっても情報が錯綜。時間がいたずらに過ぎていく中、迫る10日の公示に陣営のいらだちは高まるばかりだ。

http://www.sankei.com/smp/politics/news/171002/plt1710020090-s1.html