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離党者が続く民進党で、小西ひろゆき参議院議員が自らは小池新党からの出馬について「そんなことするなら議員そのものを引退します」と否定しています。

これは9月22日の夜、今度は柿沢未途議員の離党検討が報じられたことに対するコメントとしてTwitterでこう語っているというもの。

小西「この報道の事実関係は知らない。ちなみに、ある人から「小西先生は小池新党で東京で立候補すれば、参院から衆院議員になる絶好のチャンスですよ」と言われ、「そんなことするなら議員そのものを引退します」と申し上げた。」

小西議員はこれまでにも小池都知事や若狭議員を批判する発言を繰り返してきました。9月22日にも小池都知事が会見で9条改憲について述べた発言に対し「安倍総理の補完勢力どころでないモンスターに化ける危険がある」と不快感を示していた他、小池都知事が関東大震災で追悼文を断った際には「震災の犠牲と虐殺の犠牲は全く意味が異なる。小池都知事はこんなことも分からないのか」と批判。

また若狭議員に対しても「日本ファーストの会」という名称について「目指すは和製トランプ政治か?」と冷ややかな見方を示したり「一院制」に対して「ポピュリズムの見本」「羞恥心すらない政治家は安倍総理だけで十分だ」と評するなど厳しい意見が目立っています。

こうした意味においては今回の発言に何か新たな要素が加わったというわけではありませんが、人々の関心は民進党の行く末が不安視されている中、存在そのものが危うくなるような展開となった場合、小西議員はどうするのだろうか、という点に向いているようです。

前原代表は未だ、「小池新党」への評価を保留している形である上に、若狭議員が細野豪志議員と連携して動いていることが既に明らかであるため、民進党が今後「小池新党」との関係づくりに動く可能性は否定できませんが、すぐにではないにせよ民進党が消滅するような事態に陥った場合、小西議員はどう動くのか。「亡命」発言に続く、長きに渡り取り沙汰されそうな発言が飛び出したという意味からの注目が高まっているようです。