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9月19日のBSフジ「プライムニュース」に出演した民進党の辻元清美衆議院議員が民進党の支持率低下について「思ったより下がらなかった」また党内の足の引っ張り合いについて「やり方が下手くそ」などと語る場面がありました(画像は番組より)。

この日の回には萩生田光一自民党幹事長代行、斉藤鉄夫公明党選対委員長、小池晃共産党書記局長、田崎史郎時事通信社特別解説委員も出演し「臨時国会の冒頭解散か 大義の所在と首相思惑 与野党幹部の本音問う」というテーマで議論。辻元議員は民進党幹事長代行という立場で語っていました。

辻元議員の発言があったのは野党が総選挙をどのように戦っていくかという点について議論する場面で、民進党がどんな状況かとして以前14%近かった支持率が代表選前に6.9%にまで下落していたにも関わらず、前原代表になって更に低下、6.4%にまで落ち込んでいる現状を「何故だと思うか」と尋ねられた際のことでした。

支持率が更に落ち込んだ理由について離党者がいたせいだ、との見解を示した辻元議員は続けて「もう少し下がるんちゃうかと思ってた」と、想定より支持率が下がらなかったと前向きに捉えている様子。

辻元「私はやはり離党のですね、する人たちがいたので、非常にまぁ残念というか、あの、悲しいというかですね、気持ちでいます。ただ、変な言い方なんですけど、もう少し下がるんちゃうかと思ったんですよ。なんとかですね、これぐらいのお叱りで、頂いてることで踏みとどまらせてもらってることを受け止めて、やはりこっからどういうように前原体制をしっかり支えていくかと」

次に山尾議員の不倫疑惑問題と離党の他にも党内における足の引っ張りあいも党勢衰退の一因ではないか、と指摘された辻元議員は「足の引っ張り合いのやり方が下手くそ」と批判していました。

辻元「んー・・・(考えて)まぁどこの党でもいろいろあると思うんですけど、あのー、やり方が下手くそなんですよね。引っ張り合いの。もうちょっとなんか、高度な、(笑いながら)お互いに切磋琢磨に変えていきたいなと思います」

党内での足に引っ張り合い現象については自民党内でもあるとした上で反町理キャスターが田崎史郎氏に対し「自民党と民進党では何が違うのか」と尋ねると田崎氏は「自民党内では権力を失いたくないという基本原理が働くから離党には繋がっていかないが、民進党には権力がないから党内にいても党外にいても同じという発想になってしまうから」と分析していました。

幹事長代行として執行部の一員である辻元議員が、深刻な支持率低下の現状を「思ったより下がらなかった」と認識している点、また足の引っ張りあいの存在を否定せず寧ろ「もっと上手にやれ」とばかりに「やり方が下手くそ」と指摘していた点が注目されます。