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高須クリニックのCMを思わせる「Yes!マルマル」として国会で批判的な取り上げ方をした民進党の大西健介衆議院議員が9月9日の夜、Facebookで山尾志桜里議員への執行部対応に批判的な党内意見の存在を明かしています(画像は大西議員のTwitterより)。

大西議員は9日にFacebookを更新、自身の活動を報告した後に「なお、山尾さんの件については」として民進党内に対応を疑問視する声もある、と伝えています。

大西「なお、山尾さんの件については、当然、厳しい批判がある一方で、本人が否定していても守ろうという姿勢が全くない党の体質に対する疑問の声もありました。」

その後「とりあえず前向いて進むのみです」と気を取り直している様子を窺わせてはいますが、代表選の際、大西議員は「前原さんの演説に一番総理に相応しい風格を感じた」「『総理なら前原』は伊達じゃない」などと前原代表を持ち上げていただけに(関連記事参照)、今回の投稿との温度差を感じさせると言えそうです。

9月9日に新たな離党者について報道が相次いでいる民進党ですが、産経ニュースが伝えた離党する方向で調整している5人とされている名前の中に今のところ大西議員は含まれていません。

しかし大西議員は8月下旬、代表選最中の前原・枝野両氏に対し共産党との共闘を止めるよう求める声明文「民進党をたたきなおす!」を提出した5名の議員の一人であることから、現在各党の間で駆引きが繰り広げられている野党共闘の行方によっては、その動向が注目される可能性もありそうです。

今回の発言で山尾議員の幹事長就任の足を引っ張ろうとしていた議員が党内にいたのではないかなどと囁かれる一方で山尾議員を切り捨てた執行部を批判する議員もいるという、民進党のバラバラ感が改めて浮き彫りになった形と言えますが、民進党はやはり瓦解の方向に向かってしまうのでしょうか。

尚、7月末にTwitterに鍵をかけたとして話題となった大西議員のアカウントは9月10日の9時現在、まだ鍵がかかった状態のままですが、フォロワー数は当時5,600人以上であったのに対し現在5,500名を割るなど、減少が続いています。