河野外相 日米豪外相会談や中・韓外相との個別会談を調整
日本放送協会:2017年8月4日 12時27分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170804/k10011087131000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170804/K10011087131_1708041234_1708041236_01_03.jpg

河野外務大臣は就任後初めての外国訪問として6日からフィリピンを訪問し、ASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議に出席するほか、
日米豪3か国の外相会談や、中国・韓国の外相と個別に会談を行う方向で調整していることを明らかにしました。

河野外務大臣は閣議のあとの記者会見で、就任後初めての外国訪問として6日から3日間の日程でフィリピンの首都マニラを訪問し、ASEANの一連の外相会議に出席するほか、
日米豪3か国の外相会談や、中国・韓国の外相と個別に会談を行う方向で調整していることを明らかにしました。

そのうえで河野大臣は、一連の外相会議で主要なテーマの一つとなる南シナ海情勢について
「南シナ海には海のルールがあり、法の支配の下でいろいろな問題が解決されるべきだ。必要なら、きちんと申し上げなければならない」と述べ、
中国が南シナ海で軍事拠点化を進めていることも踏まえて、法の支配の重要性を呼びかけていく考えを示しました。

また河野大臣は「ARF=ASEAN地域フォーラムの閣僚会合に参加する北朝鮮当局者と接触する考えはあるのか」と問われたのに対し
「核・ミサイル・拉致問題を包括的に解決するためには今は圧力を重視する時期だと思っている。今の段階ではまだ何も決まっていない」と述べました。

一方、河野大臣は今月6日に広島市で、9日に長崎市で、それぞれ開かれる原爆の犠牲者を追悼する式典に出席することも明らかにしました。