これは7月8日の夜に流されたこんなツイートが拡散していたというもので、問題のツイートは7月11日の午後までに20,000回以上リツイートされています。

「朝倉の大豪雨で、母親が赤ちゃんを庇いながら亡くなった。そのお通夜に、鬼畜朝日新聞が突撃し、受付で遺族を呼べと取材要求。
貴様らマスゴミは、被災地と被災者の惨状ばかりセンセーショナルに報道し、新聞を売る為なら遺族の絶望に追い討ちを掛けるのか?それが血の通った人間のやる事か!!」

朝日新聞は7月9日に「朝日新聞西部報道センター」が、また10日には朝日新聞本社のアカウントから同じ内容のこんなツイートを流しデマだとして否定しています。

朝日新聞「九州豪雨災害で亡くなった母子のお通夜で、朝日新聞の記者が強引な取材をした、という趣旨のツイートが流れていますが、そのような事実はありません。
朝日新聞社はお通夜の会場や、その周辺での取材はしていません。今回の豪雨で被害に遭われたすべての方々に、心からお見舞い申し上げます。」

当初拡散していたツイートには画像として別のWebサイトに書き込まれたとみられる現場に居合わせた方のコメントが添付されていましたが、
そこには朝日新聞とは書かれていなかったことから、情報の正確性に疑問を持った人も少なくはなかったようです。

しかし今回、朝日新聞が公式アカウントから当初の情報を否定する形でコメントを発表したことが新たな話題となっているようです。

森友学園問題や加計学園問題で一貫して安倍首相を追及している朝日新聞が、政府が説明に対し更なる証明を求め続けている姿勢に照らして
「デマだと言うなら証明すべきでは?」という皮肉が相次いでいるのです。

7月10日に行なわれた閉会中審査を受けての11日にも朝日新聞は「加計ありき、疑念消えず」というタイトルの記事を掲載していることから、
今回の朝日新聞による否定コメントに対し「疑念消えず」「疑惑が深まった」といったこれまでの報道にかけたような指摘が見られています。

また慰安婦報道問題をずっと放置していたのにこういうことになると対応が早いんだなといった冷ややかな声も少なくなく、
否定コメントが事実であれば気の毒な立場であるにも関わらず朝日新聞への厳しい視線が浮き彫りになったと言えそうです。

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