各地で発見が相次ぐ南米原産の強毒アリ「ヒアリ」対策について、環境省や国土交通省などの担当者は11日、会議を開き、生息している中国やオーストラリアなどから定期的にコンテナ船が到着する全国の68港に、計数万〜数十万個の毒入りの餌を設置することを決めた。

 これまで東京、名古屋、大阪、神戸の各港で発見され、輸入コンテナに付着する形で侵入したとみられている。環境省は毒入りの餌を7月中に各港の港湾管理者に配布する。1港当たり千個以上となる予定。

 国交省はヒアリが生息する傾向にある港湾地域のアスファルトの割れ目を埋める方法などを検討している。

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