清水貴之参院議員(維新)「総理のご意向、もしくは官邸の最高レベルと記されていた文書について、再調査を文科省がやった。文書の存在が確認され、結局、その文書は国家戦略特区を担当していた課長補佐が上司や内閣府などに確認せずに作った個人メモだと結論づけられている。その課長補佐も細部までは覚えていないが、こうした趣旨の発言があったと思うということを言っているということだ。

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 清水氏「内閣府が話を進めるにあたって『背後に官邸の動きがあった』と感じられるという発言をされているが、これはどういった動きがあったのか、この辺りを具体的にしていただくと、もやもやが大分見えてくると思うのだが、この辺りについてははっきりできるものか」

 前川氏「私が官邸と直接関与したケース、これは国家戦略特区における獣医学部の設置については、昨年9月の上旬に、官邸の和泉洋人首相補佐官から呼ばれて、和泉首相補佐官の執務室で面談をしたということがある。その際に国家戦略特区における獣医学部の開設について文部科学省の裁量を早くするようにと要請を受けた。

 その際に『これは総理が自分の口からは言えないから私が代わって言うんだ』と、こういうご発言があったと記憶している。その後もこの件については、和泉補佐官とのやりとりがあって、特に10月の半ば頃には、再度官邸に呼ばれ、早期の対応を促されたということがあった。

 しかし、その時点においても文部科学省としてははっきりとした方針が定まっていなかったということもあって、引き続き検討中と答えた記憶がある。このように官邸の和泉補佐官から直接的な働きかけが私の方にあったということもあった。

 また、和泉補佐官はその経歴来を見れば分かると思うが、そもそも特区制度について非常に詳しい方だし、各省との連絡も非常に密にされている方だ。どこの役所の誰に何を言えばどう動くかということを良くご存じの方だと思うし、霞が関中の要所をつかんでおられる

 また、10月21日の日付入りの、その後出てきた文書を見ても、やはり農水省と、これは農水省の誰だということははっきり分からないわけだが、農水省と話をした、ということも和泉補佐官がやっている。和泉補佐官を中心として官邸の関与があったということは明らかに推測される」

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