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民進党の玉木雄一郎議員が7月7日、半月ぶりにブログを更新し都議選の結果を「大敗」と捉えた上で今後について語っています(画像は玉木議員のブログより)。

玉木議員は「『受け皿』を作る責任」というタイトルで民進党からは5名当選に留まった都議選の結果を「大敗」と位置づけ、「行政監視と政権批判だけでは支持は増えませんでした」「今の民進党は、政権批判の受け皿にさえなりませんでした」と厳しい現実を直視しています。

しかし一方で都議選における自民党の惨敗に民進党が貢献したとの見方も示しています。

玉木「自民党の大敗は、安倍政権の強引な政権運営や隠ぺい体質に対する反発が原因であり、私たち民進党が、国会で地道に質問や調査を継続したからこそ、こうした政権の実態が明らかになったものと自負しています。」

更に玉木議員は今後について「大胆な党改革ができれば民進党にも十分チャンスはある」「ときに、チャンスはピンチの顔をしてやってきます」「期待される受け皿づくりにチャレンジしていきたい」などと前向きな姿勢を見せていますが、「解党的大改革に取り組まなくてはなりません」とは言うものの具体論には踏み込んでいません。

玉木議員に対しては民進党の支持者からの応援も見られていますが、多くは厳しい反応のようです。加計学園問題における獣医師会と玉木議員の関係への疑念を指摘する声や民進党再生に関する具体論が語られていない点への不満、また民進党に期待するのはもう無理といった諦めや「どうせまた名前を変えるだけだろ」といった不信感まで。

玉木議員がブログで「期待される受け皿づくりにチャレンジしていきたい」と語っていることから民進党を離党せずに立て直しに努めていくものとの理解が広がっていますが、まだ先行きが不透明な現時点でこうした意思を表明したことの是非についての意見もあるようです。

政権支持率の低下に寄与したにも関わらず民進党への支持に繋がらなかったのは数々の疑惑に答えようとしないなど与党を攻撃する側であるという立場に甘えて自らを省みようとしない野党第一党としての驕りという自民党と同じ問題を民進党自身が抱えているからという体質の問題も一因である点に気づくことは出来るのでしょうか。