自民党額賀派は4日、同派が源流とする旧竹下派の発足から30周年を記念して都内でパーティーを開いた。
会長を務める額賀福志郎元財務相は東京都議選での自民党の惨敗を受け、
「党内抗争で自民党政治が混乱している印象を与えるのはいけない」と指摘。

額賀派として「安倍政権を支えることが国家の利益につながる」と述べ、安倍晋三首相支持を表明した。

 正式名称を「平成研究会」と呼ぶ額賀派は竹下登元首相が1987年に創設した経世会が起源だ。
かつて所属議員が100人を超える最大派閥で、竹下、橋本、小渕の3首相を輩出した。
ただ3日の新麻生派立ち上げに伴い党内第3派閥に転落。額賀氏は「闘う集団に変貌し、日本を背負う形をつくりたい」と強調した。

 パーティーには同派OBの野中広務元幹事長や綿貫民輔元衆院議長らも出席した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS04H5X_U7A700C1PP8000/