2日に投票が行われた東京都議会議員選挙は、小池知事が率いる都民ファーストの会が大勝して都議会第一党となり、自民党は過去最低の議席を下回り惨敗。
小池知事を支持する勢力が都議会で過半数を獲得したことについて、都庁担当の久野村有加記者が伝える。

都民ファーストの会と公明党などの支持勢力で過半数を獲得することが確実になったことで小池知事は都議会で条例や予算を通しやすくなった。
自らの進めたい方向に都政を進めやすくなったことになる。

一方、地方自治は知事と議会がお互いをチェックしあう二元代表制になっているが、小池知事自身が代表を務める都民ファーストの会が第一党になることで、議会の知事に対するチェック機能が働くのかが懸念される。
早速、都庁の幹部からは、「議会が知事の“イエスマン集団”になるのではないか、事実上の小池独裁ではないか」と不安視する声が上がっている。
これに対して小池知事は、「これまでの議会にチェック機能があったのか」などと反論している。

また、自民党の大敗で都議会の構図は大きく変わることになる。
都民ファーストの会は議員経験がない候補も多いため、議会運営や各会派との調整では、公明党の発言力が強くなるのではとの見方も出ている。

今後、東京都知事としての立場と、議会第一党の都民ファーストの会代表の立場を兼ねることとなる小池知事。
2つの立場を両立させていくことができるのかが問われることになる。

日本テレビ系(NNN) 7/3(月) 0:35
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