安倍晋三首相は1日、東日本大震災による津波や東京電力福島第1原発事故で被害を受けた福島県を訪れた。
首相の被災地訪問は35回目で、福島県入りは16回目となる。

首相は3月に避難指示が解除された川俣町山木屋地区で、新たな復興の拠点としてこの日オープンした商業施設「とんやの郷」の開所式に出席し、その後、飯舘村の特別養護老人ホーム「いいたてホーム」を訪れ入所者と交流した。
職員から介護人材が十分に確保できていないと説明を受けた首相は「この地域で介護の仕事に進んでいけるように就職準備金を引き上げていきたい」と語った。

川内村にオープンしたタイのコーヒーチェーン「カフェ・アメィゾン」の日本1号店を視察して今回の被災地訪問を終えた首相は「故郷を良くしたいという地域の皆さまの情熱が復興を進めるエネルギーだと感じた。
政府としてしっかり支援しながら復興を加速させたい」と記者団に語った。

写真:地元の子どもたちと触れ合い、笑顔を見せる安倍首相(右)=1日午前9時54分、福島県川俣町の「とんやの郷」
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