政府は30日、欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)交渉の閣僚協議を東京都内で始めた。協議に合わせ、日本は欧州へのワイン輸出を阻む規制をEUが緩和することを条件に、EU産ワインの輸入関税の即時撤廃に応じる方向で調整に入った。双方は7月6日に予定する首脳協議での大枠合意を目指して関税分野を議論したが、隔たりは埋まらなかった。
 岸田文雄外相は30日の協議後、「(大枠合意が)手の届くところまで来たが楽観視できない」と指摘。山本有二農相は「最終段階に来た感触を得た」としつつも「隔たりは大きい」と明かした。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017063001001864.html