6/28(水) 13:10配信
THE PAGE

 7月2日は、東京都議選の投開票日です。都議会は、議員数をはじめ、議員報酬、政務活動費など日本最大規模の地方議会でありながら、議会改革の面では、他の自治体の議会より遅れていると指摘されています。「開かれた議会」の視点ではどこが問題なのか、都議選前の本会議を実際に一般都民として傍聴し、確かめてみました。

都議会傍聴の待合スペース。受付の記入など手続きも多い

書類に何度も住所氏名を記入

 第2回都議会定例会最終日の本会議前日6月6日。議会事務局に電話で確認したところ、本会議開始(午後1時)の1時間前に傍聴券配布とわかったので、当日7日は早めの午前11時30分ごろ、都議会議事堂前に着くようにしました。

 2階ロビーでまず、来庁者受付票に名前、会社・団体名、電話番号、訪問先を書き込んで一時通行証を受けとり、首からぶら下げ、同じフロアの待合スペースへ。正午ちょうどに、傍聴券の配布が始まると、今度は傍聴券に、住所と名前を書いて受付に提出。その際、傍聴のルールが書かれた書類と本会議の資料を受け取りました。

 さらに、「写真撮影と録音をしたい場合は許可が必要」と聞き、受付担当者に尋ねると「4階の総務課で手続きをお願いします」との答えが。4階に上がり、都議会議長あての申請書類にこの日3度目の名前と、住所を記入しました。

 ここでは、使用するカメラやICレコーダーの機種まで記載が必要で、持参した「キヤノンEOS Kiss X7」「オリンパスVoice-Trek V-13」と書き込み提出すると、すぐに許可を得られました。ただし、写真と録音データは、他の人に利用させたり提供したりはできず、個人利用に限られると念を押され、写真撮影を認めた人用の「一般傍聴」と書かれた腕章が渡されました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170627-00000006-wordleaf-pol