東京都の小池知事は、東京オリンピック・パラリンピックの準備状況を確認する会議に出席し、
東京大会の主要なアクセス道路となる環状2号線について、
「実現に向けて具体的に行程を詰めていく」と述べて、大会までに完成させる考えを示しました。

築地市場の跡地を通る計画の環状2号線は、市場の移転延期に伴って工事が中断していましたが、
小池知事は先週、築地市場を豊洲に移転させたうえで工事を再開する方針を示しています。

これを受けて、28日の会議では、組織委員会の森喜朗会長が「小池知事が環状2号線の開通と
バスの駐留拠点を完成させることを表明し安どしているが、完成時期や構造が明らかになっていない。
完成が間に合わなければ、大会関係者の輸送のみならず、
周辺の居住者や都市機能に影響を及ぼしかねない」と述べて、環状2号線の開通を着実に進めるよう求めました。

これに対し、小池知事は「環状2号線はオリンピック前に開通させ、
隣接する築地市場は車両基地として活用することを表明した。

今後は実現に向けて具体的に行程を詰めていく」と述べて、大会までに完成させる考えを示しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170628/k10011033071000.html