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6月21日に公明党の広報Twitterアカウントが共産党を激しく批判する内容のツイートを流し、反響を呼んでいます。

これは6月21日に公明党の広報が共産党「3つのK」として「汚い」「危険」「北朝鮮」と指摘、「暴力革命を否定することなく現在に至っている」としているもの。

「3つのKでわかる 共産党 ってどんな党?
汚い!実績横取りのハイエナ政党
危険!オウムと同じ公安の調査対象
北朝鮮!「危険ない」と的外れな発言
公安調査庁 共産党は『各地で殺人事件や騒乱事件などを引き起きしました』『暴力革命の可能性を否定することなく、現在に至っています』」

また添付されているチラシにはこう書かれています。

「Kiken(危険!)オウムと同じ公安の調査対象 公安調査庁のHPには、共産党は『各地で殺人事件や騒擾(騒乱)事件などを引き起こしました』『暴力革命の可能性を否定することなく、現在に至っています』と」

「Kitachousen(北朝鮮!)『危険ない』と的外れな発言 志位委員長『北朝鮮にリアルな危険はない!』2ヶ月後…北朝鮮が核実験 志位発言後に核実験2回、相次ぐ ミサイル発射で世界から非難」

公明党広報のツイートには「唐突感がある」「何があったのだろう」と訝しむ声も聞かれていますが、公明・共産の関係は最近、特に都議選を巡って対立が深まっていました。

6月18日には「しんぶん赤旗」が豊洲新市場の工事を受注したゼネコン14社が公明党の機関紙「公明新聞」に2014年以降推定8,700万円の広告を掲載していたとしてこれを「事実上の献金」と報じたばかり。

一方、公明党も同じ6月18日に「公明新聞」が山口那津男代表による都議選に関する発言を「首都決戦断じて勝つ」というタイトルで伝えていましたが、ここでは「共産党が着実に支持を伸ばしています」「いずれの選挙区も公明党は苦戦を強いられ」などと厳しい情勢にあるとの見方を示しており、共産党側も6月19日に志位委員長が「公明党の共産党に対する危機感はすごいものだ」などと発言していたとする記事を産経ニュースが掲載していました。

こうした背景の元、都議選を睨んで今回の「過激」ツイートが流されたと解されていますが、共産党支持者らは公明党広報を強く非難。また小池晃書記局長も早速反発しています。

小池「こういうのを「怪文書」というのではないでしょうか。恥ずかしくないのかしらね。」

小池「これは絶対に許せない。謀略政党としての本質あらわ。」

多くの人は今のところ冷静に見守っているようですが、政党の公式アカウントとしては不適切ではないのかとの疑問も聞かれており、都議選に向け公明党が苦戦しているようだ、との印象を残したという面もあることから共産党糾弾という狙った効果が得られたかどうかは不透明と言えそうです。