配信先、産経ニュース2017.6.7 22:09更新
http://www.sankei.com/politics/news/170607/plt1706070054-n1.html

 菅義偉官房長官は7日の衆院内閣委員会で、文部科学省の組織的天下り斡旋問題に絡み、1月上旬に文科省から首相官邸側に前川喜平前文科事務次官の定年延長について打診があり、杉田和博官房副長官が「前川氏は責任を取って辞めるべきで、定年延長は難しい」と回答したことを明らかにした。

 菅氏の答弁によると、打診の後、杉田氏が前川氏に「こうした問題に関する処分は、まずは事務方のトップが責任を取ることを前提に議論しないといけない」と直接伝えた。前川氏は「せめて(定年の)3月まで次官を続けさせてほしい」と求めたが、杉田氏は「それは無理だろう」と応じたという。

 民進党の木内孝胤氏の質問に答えた。

 前川氏は今月5日に発表した文書で「次官を続けたいと申したことはありません。菅官房長官から直接的にも間接的にも、次官を続けることは駄目だと言われたことはない」と主張している。