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6月6日午前に行われた菅官房長官の記者会見で、新聞記者が菅官房長官に対し「官房長官自身も出会い系バーに足を運んで実情を知るべきではないのか」などと求める一幕がありました(画像は政府インターネットテレビより)。

これは会見で東京新聞を名乗っていた女性記者で、会見中再三に渡って菅官房長官に質問を繰り返し、途中で2回もスタッフから「質問は簡潔にお願い致します」と注意を受ける程でした。

序盤、「前川前次官辞任の経緯における質問の食い違いをきちんと確認して頂きたい」「(菅官房長官の答弁に対して)事実というのはあくまでも副長官の話を聞いた中でということか」などと質問していたこの記者は、途中数回他社の記者による質問を経ながらも断続的に菅官房長官に疑問を投げかけていましたが、そんな中、「提案」が飛び出します。

記者は前川喜平前文科次官の「出会い系バー通い」を取り上げ、「100回も行ってお小遣いをあげるのは教育行政トップとして如何なものか」との見解を一応は示したものの、報道では前川前次官の買春行為がなかったとされているとして「出会い系バー」をこのように利用したとされる前次官の姿勢を「すごく大きな影響を与えるんじゃないか」と肯定的に評価。その上でなんと菅官房長官にも「出会い系バー」に足を運んだらどうかと提案していたのです。

記者「報道等を見てますと、そのことについて買春行為をしたりとかですね、そういうことではなく、実際やはり今の制度が取りはぐれている、教育が十分に受けられない女性達にも、ある意味話を聞いたりして、それ以降夜間中学のボランティア等にも、まぁやられてる姿出ております。私こういう姿勢はある意味、行政のトップの方がやることで、凄く大きな影響を与えるんじゃないかと思うんですが、例えば菅官房長官がこういうバーに行って、ここで、まぁどういう女の子達がですね、ああいうバーに通い、その背景事情、教育の実態がどうなのかというあたりを、お聞きするなど、そういう対応を取られるということを、逆に考えるということはありませんでしょうか」

これには「教職員の監督に携わる教育行政の事務方の責任者が売春や援助交際の温床になりかねないと指摘される店に出入りして女性を連れ出し小遣いを与えるような行為は到底考えられない」と当然の答弁でしたが、記者は諦めません。

記者「こういうバーに、実際官房長官が足を運ばれて、どういう実情がその背景にあるのかというのを、やはり知ることは、えー今、教育の無償化が持ち出されておりますし、必要かと思うんですが、こういう・・・」

菅官房長官は記者の話を遮り、貧困問題の調査をするのであれば別の方法を用いるべきだ、とし「提案」を退けていましたが、目的によっては「出会い系バー」への出入りが肯定されるべきだとする見解は注目を集めそうです。

参考
東京新聞の望月衣塑子記者が、菅長官にも「出会い系バーでの女性の貧困実態調査」を勧めるが、そもそも出会い系バーの女性客のほとんどはサクラで準従業員だ!
https://anonymous-post.news/archives/245