ダイヤ「おはようございます……あら?」善子「げっ」
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善子(今日は久しぶりにバスも遅延しないで学校に来れたし)
善子(いつもより30分も早く部室に着いたから、練習着に着替えてからすっごい暇だったし)
善子(誰か早く来てよ、とは思ってたけど)
ダイヤ「今日は、善子さんおひとりですのね」
善子「そう、みたいね」
善子(どうして、よりにもよってダイヤなのよ) ダイヤ「いつもの練習開始時間まであと10分だというのに、この集まりの悪さ……」
ダイヤ「今日はひょっとして、練習はお休みでしたか?」
善子「さ、さあ」
善子(他の人たち早く来ないかしら)
善子(ダイヤと2人きりって、なんていうか)
善子(すごい気まずい) ダイヤ「最近は生徒会や家の用事で忙しく、あまりスマホを見れていないもので」
善子「ルビィは何か言ってなかったの?」
ダイヤ「昨日は家に帰るのが遅くなりましたので。ルビィにも先に帰るように言いましたし、会話の機会がなかったのです」
ダイヤ「今朝も生徒会の仕事に追われ、早くに家を出てしまったもので。テレビをつける間も、ましてや家族と話す余裕なんてありませんでしたわ」
善子「あ、案外忙しいのね……」
ダイヤ「すみません、心配をかけるつもりはなかったのです。お気になさらず」 ダイヤ「……今確認しましたが、やはり今日はお休みのようですわね」
ダイヤ「何やら今日の午後は天気が荒れるらしく、練習はお休みにしたそうです」
善子「そういえば、昨日ニュースで台風が来るとか言ってたような」
ダイヤ「今はこんなに晴れていますのに。貴重な休日ですし、家に籠らず練習したいところですが」
ダイヤ「台風が近づいているのであれば仕方ありませんわね。傘もありませんし、早く帰りましょう」
善子「そうね」 ダイヤ「ところで、善子さんはなぜここに?」
善子「あー、その……昨日、スマホ落として」
ダイヤ「落として、壊したんですの?」
善子「壊れたかどうかはわからないけど……」
ダイヤ「わからないとは?」
善子「いや、その……落としたのが階段で」
ダイヤ「階段?」
善子「そのまま転がっていって、川の中に……」 ダイヤ「なるほど……それで連絡を知ることができなかったのですね」
善子「拾った時には、もう電源がつかなかったわ……」
ダイヤ「善子さんの悪運が、遺憾無く発揮されたと」
善子「くっ、天界の魔の者たちの力は、やはり侮れないようね……!」
ダイヤ「……天界の魔の者って、矛盾していませんか?」 善子「うっ、そんなことないもんっ……!」
ダイヤ「いえ、ふと思っただけです。私、そういった知識には疎いもので」
善子「そ、そう……なら、これから私のリトルデーモンとして、こき使ってあげなくもないけど?」
ダイヤ「こき使われるのであればお断りしますわ」
善子「ぐっ……やはりヴァルキリーを闇の眷属とすることは不可能だというのっ……!?」 ダイヤ「なんです? その、バルキリーとかいうのは……ひょっとして私のことですの?」
善子「ぎくっ」
ダイヤ「まあ、聞こえのいい単語ですし、文句は言いませんが」
ダイヤ「ところで善子さん、そろそろ、台風が来る前に帰りましょうか」
善子「あ、そうね……今着替えてくる」
ダイヤ「お待ちしておりますわ」
善子「あ、うん」
善子「ありがと」 ーーー
ー
ダイヤ「今日のバスは、次の便で終わってしまうそうですわ」
善子「マジ?」
ダイヤ「計画運休とのことです。これに乗れなかったら危なかったですわね」
善子「不幸中の幸いってやつね」
ダイヤ「本当に、今日は部室に来てよかったですわ」
善子「どうして? 無駄足だったじゃない」
ダイヤ「もし私が来ていなかったら、善子さんは台風の中置き去りにされていたかもしれないでしょう」
善子「あ、確かに……」 ダイヤ「ところで、スマホの件はどうするんですの? なくては連絡が取れないでしょう」
善子「ママに言ったら、ちょっと怒られたけど、新しいの買ってくれるって」
ダイヤ「なるほど。そういうことであれば安心ですわね」
善子「データとか全部吹っ飛んでるから、LINEとかまた交換してもらわないといけないんだけど……」 ダイヤ「では……こちらをどうぞ」
善子「え?」
ダイヤ「こんなメモ用紙で申し訳ありませんが。私のIDです」
善子「……いいの?」
ダイヤ「いいも何も、必要でしょう。私の方からグループチャットに追加しておきますわ」
善子「あり、がと」
ダイヤ「お気になさらず。困った時はお互い様です」 ダイヤ「では、私はここで降りますわ」
善子「あ、うん」
ダイヤ「また学校で会いましょう」
善子「また、ね」
ダイヤ「ええ」
善子「……」
善子「暇になるわね」
善子「早く台風過ぎないかしら」 善子『スマホ復帰した』
ダイヤ『了解しました。グループチャットに追加します』
(『黒澤ダイヤ』があなたを『Aqours』に追加しました)
善子「ほんとに追加してくれた」
善子「いやまあ、しないわけないんだけどね」
善子「……次会ったら、お礼言っとこ」 じゃあ次は台風で学校から帰れない二人のIFルート書こうね
はいよーいスタート 関係ないスレですぐ姉妹とかレスするやつ、他のとこでもクソつまらんワンパターンネタいつまでも擦りまくって引かれてそう この組み合わせほんと好き
ダイヤの優しさと善子の根は良い子なクソガキ感が強調される やっぱりダイよしだよなあ
善子がダイヤのこと嫌いじゃないけど2人きりは気まずいって思ってそうなところとか、ダイヤちゃんが世話焼きお姉ちゃんなところとか
本当に大好き
ダイヤちゃんに懐いたあとの善子も好きなんだけど、懐く前の距離感もいいよね きょうのAqoursの古着屋デートすき
ダイヤさん回で着てる服が、実は善子が選んだ物だったなんて… シンプルだけど凄く好き!
内浦は海に近い分台風の風が物凄そうだよね
ただ台風が来る直前の変にワクワクする感じとか誰もいない学校とかの雰囲気大好きなんで学校に取り残されるルートも読んでみたい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています