【SSコンペ】真姫「男じゃなくても」花陽「告白したい、です!」
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ライブ中 控え室
ことり「お疲れ!3人ともすごく良かったっ」
希「最後の質問コーナーまで完璧やったね。モニターでばっちり見てたよ」
にこ「当然よ!トリを譲ったんだから、半端なパフォーマンスしたら許さないからね」
凛「は~いにゃ!」
絵里「交代よ。次は穂乃果たちね」
穂乃果「よーし!頑張るぞー!!」
真姫「花陽、さっきの…」
花陽「わ、私ジュース買いにいくね」フイッ
真姫「っ…」 花陽「ご、ごめんね……変に喉乾いちゃって。持ってたの全部飲んじゃった」
花陽「すぐ戻りますっ!」タタッ
海未「すぐって……もう出番ですよ!」
穂乃果「お客さん待たせるのもあれだし、先に2人で始めちゃう?」
ことり「え、え~と、実は私も緊張しちゃって……おトイレ行きたくなっちゃった」
ことり「この会場初めてだから迷っちゃいそうなの、穂乃果ちゃんついてきて~!」
穂乃果「えっ、ちょっと、ことりちゃんも!?」 にこ「次から次へ何なのよ!ったく、仕方ないわね、順番変更よ」
絵里「海未。希と凛も。急で悪いけど、ピンチヒッターお願いできる?」
海未「はい。今度はしっかり準備しておいてくださいね」
希「よしきた!できるだけ時間稼いで来るから、ゆっくり行っておいで~」
凛「いってらっしゃーい!いってきまーーす!!」
ことり「ありがとう♪」 真姫「……」ショボン
にこ「なんか戻ってきてから元気ないじゃない?もしかしてあんたも体調悪いとか?」
真姫「別に……そんなことないけど」
にこ「そう言うときって大体何かあるのよねー。ほら、話してみなさいよ」
真姫「……本当に大したことじゃないから。ただ、花陽が」
絵里「花陽がどうかしたの?」
真姫「私の事、避けてるみたいで」
絵里「無理もないわね。大勢の前であんなこと言われたのを聞けば、誰だって照れちゃうもの」
にこ「アレは演技だと分かっててもドキッとするわよねー。まぁ?にこにーには到底及ばないけどー?」
真姫「……」 にこ「真姫ちゃんに質問です。もし自分が男だったらμ'sのメンバーの中で彼女にしたいのは誰ですか?」
絵里「フッ…そういうシュミはないけど、彼女にするなら花陽がオススメ!控えめで可愛らしい!ふわふわしてて抱き心地良さそう!絶対ケンカにならない!ハラショー!」キリッ
にこ「やだっ、今度、告白してみよっかなぁ~♡だっけ?」ニヤニヤ
真姫「似てないにも、限度ってものがあるのよ?」
にこ「意味はだいたいそのまんまでしょ」
真姫「…そうね」カミクルクル
にこ「まぁ、冗談はさておき。なかなかアドリブの利いた返しだったんじゃない?真姫にしては上出来よ」
真姫「茶化さないで。こっちは真剣なんだから」 にこ「茶化してないわよ。むしろ褒めてるんじゃない」
真姫「どこが褒め言葉よ!」
絵里「真姫。何をそんなに怒っているの?茶化したのは謝るわ。ごめんなさい」
絵里「でも褒めているのは本当よ。事前に用意していたセリフと錯覚させるくらい自然な返しだったと思うわ」
真姫「だから、それが意味わかんないって言ってるの!」
絵里「どうして?」
真姫「ホ……だからよ」ボソボソ
にこ「ほ?」
真姫「本心だからに決まってるでしょっ!!///」
にこえり「ええええええええ!!??」 その頃 廊下
穂乃果「ことりちゃん!そっちトイレじゃないよー!」
穂乃果「というか今通り過ぎちゃったよ!こっち!」
ことり「いいのっ。ことり、本当はトイレに行きたいんじゃありません」
穂乃果「じゃあどこ行くの?」
ことり「う~んとね……いた!自販機の前っ」
穂乃果「なんだー。花陽ちゃん探しに行くなら最初からそう言ってくれれば…」
花陽「」チャリンチャリン
花陽「」ポチポチ
ガコンガコンガコン!
自販機「タスケテ」ミッチリ
穂乃果「って買いすぎだよー!取り出し口いっぱいになっちゃってるし!」 花陽「はっ……!穂乃果ちゃん?ことりちゃん?わ、私は一体なにを?」
穂乃果「やっと気付いてくれた。もー、ビックリしたよ~」
花陽「ごめんなさい……」
穂乃果「どうしたの?ジュース爆買いしてたけど…そんなに喉乾いてた?」
花陽「う、ううん。その……えっと……これ、飲む?」ドッサリ
穂乃果「いや、流石にそんな飲めないよ」
ことり「後でみんなで飲もっか。持つの手伝うね」
花陽「あ、ありがとう2人とも」 ことり「ねぇ、花陽ちゃん」
花陽「なぁに?」
ことり「真姫ちゃん」
花陽「ぴゃいっ!?」ビクッ
ことり「…にさっき話しかけられた時、全然目を合わさなかったよね」
花陽「そ、そんなことないですっ!」アセアセ
ことり「ほんとにぃ~??」ジィーッ
花陽「うぅ……」
穂乃果「ことりちゃん?」
ことり「あ、真姫ちゃん!こっちこっちー」フリフリ
花陽「ぴゃあああっ!!??」ビクッゥウ!!
ボトボトドサドサ!!
穂乃果「ことりちゃん!!」 穂乃果「もう、何やってんのさ~!どこにもいないじゃん。真姫ちゃんなんて」ヒョイヒョイ
ことり「ごめんね。つい悪戯心がうずいちゃって……えへへ♡」
穂乃果「花陽ちゃんも、どうしてそんなにあわててるの?真姫ちゃんがどうかしたの?」
花陽「あうぅぅ……///」プシュー
ことり「単刀直入に聞くね。花陽ちゃんは、真姫ちゃんの事が好きなのかな?」
花陽「えぅ……えぇと……」モジモジ
穂乃果「好き?」キョトン
花陽「……はい。多分、そうなんだと思います」
ことり「それは、友達として?それとも……」
花陽「りょ、両方っ!…ですっっ///」
ことり「やーん♡かわいいーー♡」(やっぱり。そうだと思ったの!)
穂乃果「ことりちゃん逆逆」(ええーっ!!?) 再び控え室
真姫「そ、そんなに驚かなくてもいいじゃない……」
にこ「そりゃ驚くわよ!どこの世界にステージ上で仲間にほぼほぼガチ告白決めるアイドルがいるってのよ!」
絵里「あまりにも意外過ぎてえー!以外何も出てこないわ!」
真姫「私なりに色々考えたのよ!横にいるにこちゃんか絵里ってことにして答えたほうが無難だし、トークの流れ的にも良かったと思うわよ!」
真姫「でも、咄嗟に文章としてまとまるほど頭が回らなくて、あれこれ考えてるうちに頭の中でどんどん変な方向に話が行っちゃって」
にこ「だから、うっかり本当に自分が好きな、花陽の名前を挙げちゃったってわけね。隠してたこと色々ぶちまけるオマケつきで」ハァ
真姫「そうよ!悪い?」
絵里「いえ、悪くはないけど……」
にこ「まあまあやらかしたって所かしらね」 真姫「分かってるってば…だから困ってるんじゃない」
真姫「花陽、戻ってきた私と全く目を合わせようとしなかったし……きっと嫌われちゃったんだわ……」ズーン
にこ「ちょっと効いちゃって照れてるだけよ。花陽もいい線いってるけど、アイドルとしてはまだまだ私には届いてないしねぇ」
絵里「大丈夫、私も保証するわ」ギュッ
真姫「ちょっ……!」
絵里「花陽があなたを嫌いになるはずがないもの。見てればわかるわ」ナデナデ
真姫「やめてよ……恥ずかしい……//」プルプル
にこ「あ、花陽」
真姫「ヴェエエ!?」ビクッ
にこ「嘘よ」
真姫「ふんっ!」チョップ
にこ「痛ったぁ!?」ドゴォ! にこ「ちょっとぉー!それが話聞いてあげてる先輩に対する態度なのー!?」
真姫「先輩も後輩も関係ないわ。茶化さないでって言ったでしょ!」フンッ
にこ「ぬぁんですってぇー!?」ムキー!
絵里「はいはい、そこまでよ2人とも」
絵里「真姫。そろそろ花陽たちのこと迎えに行かないとまずいんじゃないかしら?海未たちの番が終わる前に戻って来れなかったら、それこそ大問題よ」
にこ「そうそう、さっさと行ってきなさい」シッシッ
真姫「はぁ、仕方ないわね……行ってくるわ」
真姫「……あの、2人とも、ありがとう」ボソボソ
にこ「ん?なんか言った?」
絵里「さぁ?」 改めて廊下
花陽「だ、だから真姫ちゃんが、たとえファン向けのセリフだとしても、私のこと、好きだって言ってくれたことが嬉しくて……」
穂乃果「なるほど~。確かに、あんなにあんなに堂々と言われたら嬉しいかも!」
ことり「うん♪ドキドキしちゃうよね♡」
花陽「それで、その……なんだか恥ずかしくなってきちゃって……まともに顔も合わせられなくなっちゃったんだ」
花陽「私、秘密になんてできなくて、絶対顔に出ちゃうから……今日はステージに立てないかもしれません……」ショボン
ことり「大丈夫だよ花陽ちゃん。ほら、元気だして♪」
穂乃果「そうだよ花陽ちゃん。好きな人に好きって言われるのはすっごく幸せなことなんだから、そんな暗い顔しないで!」 花陽「ことりちゃん、穂乃果ちゃん……ありがとう」
ことり「どういたしまして」
穂乃果「うんうん!気にしないでいいよっ!花陽ちゃんの恋、応援してるよっ!!」
花陽「穂乃果ちゃん……!ありがとうっ!大好きっ!!」ダキッ
穂乃果「うわっとっと……あはは、くすぐったいよぉ~」
ことり「ふふふっ♪」 ことり「でもそこまでっ。ね?」ハガシ
穂乃果「わわっ!?今度はなに?」
ことり「花陽ちゃんが抱きつくべきなのは、私達じゃなくて真姫ちゃんです」ニコッ
穂乃果「あ、そっか!そうだよねっ!!」
花陽「う、うぅ……///そうなんだけど……逃げちゃって、嫌われてないかな?」
穂乃果「ないないっ!そんなことで嫌いになるなら、例え話でも彼女にしたいなんて真姫ちゃん言わないよっ!」
ことり「もう時間もないよ!早く行かなきゃ!」
穂乃果「頑張ってね花陽ちゃーーんっ!!ファイトだよーーっっ!!!!」
花陽「……はいっ!行ってきますっっ!!!」ダッ
ことり「行っちゃったね」
穂乃果「だね」 花陽「真姫ちゃーん!!どこぉーー??」
真姫「花陽!こっちよ!」
花陽「あっ!真姫ちゃん!よかったぁー……見つからなかったらどうしようかと……」
真姫「まったく、心配したん……」
花陽「ご、ごめんなさい……」
真姫「え?ああ、違うわ、怒ってるんじゃないの。ただ、いなくなったりしてなくて良かったなって」
花陽「ほんと?良かったぁ」ホッ
真姫「……あの、花陽。さっきの件だけど」
花陽「う、うん」 真姫「わた」
ココニイタニャー!
まきぱな「えっ?」
海未「探しましたよ!花陽!」
希「ウチらめいっぱい時間稼いだのに、ユニットメンバーがだーれも控え室におらんってどういう事なん!?」
凛「お客さん、もう待てないって感じの人ばっかりだよ!」
花陽「も、戻ってないの?穂乃果ちゃんも、ことりちゃんも?」
海未「ええ。でも、花陽だけでも見つかって良かったです」 凛「真姫ちゃんもいるし、トイレごもりのことりちゃんと迷子の穂乃果ちゃんの代わりに出て欲しいにゃー!」
真姫「ちょっと、急にそんな無茶振りされても困るんだけど!」
希「得意のアドリブでなんとかしてやー」
真姫「何よそれ!?」
海未「緊急事態ですし…問答無用です!」
のぞりん「わっしょい!」
花陽「ふえぇぇぇ~~~~~!?」カツガレ
真姫「いや、ちょっ、待ってってばぁ!」カツガレ ステージ上
のぞうみりん「それっ」
ポーン!
花陽「」スタッ
真姫「」スタッ
ワーワー
キャー
花陽(どうしよう……着地だけはうまくいったけど)
真姫(どうしたらいいのよ……2度めのステージなんて完全にノープランよ)
サッキノフタリダー
アレーホノカチャンハー?
(・8・)?
真姫(ええい、こうなったらヤケクソだわ!) 真姫「花陽!あなたへの想い、聞いてなかったとは言わせないわっ!」
花陽「ま、真姫ちゃんっ!?」
真姫(合わせてっ!)
真姫「私はあなたの事が大好きよっ!」
真姫「今ここで返事聞かせてもらうわよっ!!」ビシッ
花陽「ふぇぇっ!?」
ワァーーー!!
花陽「わ、私は……」 真姫「……」ドキドキ
花陽「私も……好きですっ!!」
真姫「っ!!」
オォー
花陽「いつだって格好よくて、友達思いで、優しくて、美人さんで、何でもできちゃう真姫ちゃんのことが、大好きですっ!!」 花陽「ふ、ふつつか者ですが、よろしくお願いしますっ!!」
グイッ!
真姫「えっ」
花陽「んっ」
チュッ♡
キャーー!!
ハレンチデス!
オメデトニャー!! 真姫「……」ポー
花陽「えへへ///」デレデレ
真姫「」ボフン!
花陽「ぴゃああ!?真姫ちゃんが煙出したぁぁ!!」
真姫「ソコマデヤレトハ…イッテナイ…///」プスプス
花陽「なんでカタコトなの!?しっかりしてぇ~!」ユサユサ
絵里「ハラショー…」
にこ「花陽の方が尻にしくタイプだったのねぇ……」
穂乃果「私たち、行かなくてよかったのかなぁ?今更出れないけど」
ことり「うーん…たまにはおサボりもいいんじゃないかな?」
穂乃果「だよねっ!」
おわり 元ネタは某ことほのまきにおける真姫ちゃんの発言でした おつ
>>28
まきぱなは良いぞおじさん生きとったんかワレ ことほのまき懐かしい
彼女と妹にしたいのがそうだったよね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています