SS「フランクフルト」
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ガチャ
絵里「お疲れ様…ん…何このにおい…」
穂乃果「あっ!絵里ちゃん!」
にこ「遅いわね。何やってたのよ?」 絵里「それはこっちのセリフなんだけど…。あなた達の方こそ何をしてるの?」
にこ「え?見たら分かるでしょ?フランクフルト焼いてるのよ」
絵里「何で部室でフランクフルト焼いてるのか聞いてるのよ」
穂乃果「えっとね…どこから説明しようか?」
にこ「最初から説明すれば?」 穂乃果「あのね。今、アイドル研究部はピンチなんです」
絵里「ピンチなのはあなた達二人の頭でしょ。こんな部室で煙立てて」
穂乃果「にこちゃん言われてるよ?」
にこ「あんたも言われてんのよ。しっかり二人って言ってたじゃない」
絵里「で、どう言う風にピンチなの?」
穂乃果「お金がないんだよ。次の衣装が用意出来ないの。裸で踊らなきゃいけなくなっちゃう」
絵里「だったら制服で踊るわよ」
にこ「裸の必要ないものね」 絵里「で、お金が無いのは分かったけど。フランクフルトは何の関係が?」
穂乃果「秋葉原にアイドルショップがあるの知ってる?あの私達の写真とかを無断で売ってるお店」
絵里「知ってるけど。冷静に考えると結構アウトよね…あのお店。それが何なのよ。フランクフルトと関係あるの?」
穂乃果「売ろうと思ってさ」
絵里「フランクフルトを?」 にこ「そんな訳ないでしょうが。なんでアイドルショップでフランクフルト売るのよ」
絵里「え?何で私が怒られてるの?」
穂乃果「そろそろ良い感じかな?はい、絵里ちゃん。食べて」
絵里「は?え?話の続きは?」
穂乃果「取り敢えず食べて。にこちゃんは写真」
にこ「はいよ」
絵里「写真?」 穂乃果「うん。絵里ちゃんがフランクフルトを咥え…食べてる所を写真に撮って…売る!」
絵里「はああああああああ!!!!?」
にこ「わっ、うるさっ」
絵里「な、な、何言ってんのよ!!!!」
穂乃果「嫌?」
絵里「嫌に決まってるでしょう!!!!」 穂乃果「バナナもあるけど?」
絵里「尚のこと嫌よ!!!」
にこ「私はフランクフルトの方が嫌だけど」
絵里「何考えてるのよ!!!バカじゃないの?」
穂乃果「逆に聞くけど絵里ちゃんは何を考えてるの?」 絵里「何をって…何でそんな卑猥な事を…」
穂乃果「卑猥とは?」
にこ「さあ?」
絵里「あなた達…分かってて言ってるくせに…」
穂乃果「私達はただ生写真を売って衣装代を稼ごうとしてるだけだよ?」
絵里「それがダメだって言ってるの!!!」 穂乃果「え…じゃあ、どうすればいいの?パパ活するのだって限界があるんだから」
絵里「そんな事してたの?」
穂乃果「そうだよ。もう三ヶ月分のお小遣い前借りしてるんだから」
絵里「ああ…本物のお父さんにね。紛らわしい言い方しないで」 にこ「絵里は文句ばっかり言うけど、事実お金がないのよ」
絵里「そ、それは…そうだけど…」
にこ「あんたが一本、二本黙って咥えてくれればすむ話なのよ」
絵里「じゃあ、にこがやればいいじゃない」
穂乃果「ダメだよ。にこちゃんじゃ都条例に引っかかるって」
にこ「え?喧嘩売ってる?」
絵里「いや、私でも引っ掛かるけど」 穂乃果「はあ…ことりちゃんは快く引き受けてくれたのになぁ」
絵里「え?ことりが?」
穂乃果「うん。いちごミルクを美味しそうに舐めてくれたよ。ほら」
絵里「え、これ…分かってやってる?分かっててやってるの?」
にこ「この表情は分かっててやってるでしょ」
穂乃果「私達も若干引いたもんね。エロ過ぎて」
絵里「私はあなた達の発想に引いてるわ」
穂乃果「まあ、他にも海未ちゃんの」
絵里「あっ、ちょっと穂乃果」
穂乃果「え?何?」
絵里「いや…煙が…すごい事に…」
モクモク モクモク
穂乃果「え?あーーーー焦げちゃう…」 ジリリリリリリリ
穂乃果「え?な、なに?」
絵里「……火災報知器が作動したんだわ」
穂乃果「え?これヤバい?ヤバいやつ?」
絵里「ヤバいやつよ。すぐに先生達来ると思うけど」
穂乃果「え…ヤバ…怒られるよね?」
絵里「かなりね。取り敢えずデータ消しなさい」 真姫「はあ…最悪だわ」
凛「どうしたの真姫ちゃん?」
真姫「雨のせいで髪が上手く纏まらなくて…嫌になるわ」
凛「あ〜天パって大変なんだね」
バシッ
凛「イテッ」
真姫「次、天パって言ったら殴る」
凛「既に殴ってるにゃ〜」 真姫「全く。良いわよね、凛はサラサラのストレートで」
花陽「うん。私も癖っ毛だから分かるよ〜真姫ちゃん」
真姫「ほんと大変よね」
凛「む〜何だけ仲間外れの気分にゃ〜。でも、絵里ちゃんと海未ちゃんは凛と同じだもんね〜」
絵里「何が?」
凛「髪の毛。ストレートヘアだもんね」
海未「はあ。そうですが」 真姫「良いわよね。絵里も海未なんてホント綺麗なストレートで」
海未「な、なんか照れますね」
絵里「そうね。でも、私だって悩みはあるのよ」
真姫「え?そうなの?」
花陽「絵里ちゃんの髪でも?」
凛「超サイヤ人に間違えられるとか?瞳も青いし」
絵里「いや…サイヤ人と間違えられた事はないけど。ほら?私って異様に髪が伸びるの早いのよ」 海未「そうなんですか?」
絵里「そうなのよ」
凛「確かに純粋なサイヤ人は髪の毛が変化したりしないって言ってたもんね」
穂乃果「でも悟飯は伸びてたよ?」
凛「あれは純粋なサイヤ人じゃないからにゃ…って穂乃果ちゃんいつの間に!!?」
穂乃果「人を妖怪みたいに…」 海未「穂乃果も髪が伸びるの早いですよね?今月の12日に切ったばかりなのに結構前髪が伸びてきてますもんね」
穂乃果「うん。そうなんだけど…何で当然の様に髪切った日付まで知ってるの?」
海未「絵里はどれくらいの頻度で美容室に通ってるんですか?」
穂乃果「あれ?私の質問スルー?」
絵里「そうね。私の場合は2ヶ月に一回かしら?」
凛「2ヶ月に一回?凛は月一だよ?なんだ〜別に多くないじゃん」
絵里「いや…」
真姫「髪の長さを考慮してる?」 海未「確かに絵里の長さで2ヶ月は高頻度ですね」
絵里「でしょう?」
海未「そうですね」
穂乃果「よくさ、髪が伸びるの早いヤツはエロいって言われるよね」
絵里「……え?」 穂乃果「だから、髪が伸びるのが早い人はエロいって」
絵里「聞いた事ないけど」
穂乃果「え…そう?聞いた事あるよね?」
花陽「あ…小学生の時とかに…男子が言ってたよね」
穂乃果「ほら?」
絵里「ほらって言われても…」 穂乃果「だから私も絵里ちゃんもエロいのかもね」
絵里「……私は違いますけど」
穂乃果「え〜そうかなぁ」
絵里「そうよ。絶対無いから」
穂乃果「絶対って言う人ほど」
絵里「絶対です」 穂乃果「でもな〜髪の毛伸びるの早いし〜」
絵里「それだけじゃない」
穂乃果「なんかムッツリっぽいし」
絵里「誰がよ!!!」
穂乃果「希ちゃんの親友だし」
絵里「………」
花陽「あっ、それは否定出来ないんだ」
真姫「いや、否定しなさいよ。何で希と友達だとスケベなのよ」 穂乃果「まあ、でもエロちゃん…絵里ちゃん」
絵里「誰がエロちゃんよ。誰が」
穂乃果「えへへ…」
絵里「えへへじゃないわよ…」 亜里沙「ねえ、お姉ちゃん」
絵里「なあに?」
亜里沙「教えて欲しい事があるの」
絵里「教えて欲しい事?勉強?」
亜里沙「勉強なのかな?」
絵里「何よ〜?気になるわね」
亜里沙「今日ね、クラスの男の子達が『ピーーー』って連呼してたの」
絵里「ブッ…ゴホッ…ゴホッ…ゲホッ…ちょっ…なんて?」
亜里沙「ピーーーって」 絵里「あの…」
亜里沙「お姉ちゃん。『ピーーー』って何?『ピーーー』って何なの?男の子達は保健体育の授業で習ったって言ってたけど私は習わなかったわ」
絵里「亜里沙…取り敢えずだけど。その単語を連呼しないでくれる?」
亜里沙「え、どうして?」
絵里「それはね。人前で口に出すのが憚られる言葉だからよ」
亜里沙「憚られる?」
絵里「言ったら恥ずかしいって事よ」
亜里沙「恥ずかしいの?どうして?でも男の子達は人前で言ってたわ」 絵里「いや…男の子は言いたくなる年頃なのよ」
亜里沙「どうして?」
絵里「どうしてって…ん〜」
亜里沙「私、凄い気になるわ。お姉ちゃん」
絵里「そんな事言われても」
亜里沙「意味も知らないのに言っちゃいけないなんて納得出来ないわ」
絵里「好奇心旺盛なのは良いんだけど」
亜里沙「お姉ちゃんが教えてくれないなら自分で調べるわ」
絵里「え?自分で?」
亜里沙「インターネットっで調べればきっと分かるわ」 絵里「ダメダメ。ネットはダメ」
亜里沙「じゃあお姉ちゃんが教えてくれる?」
絵里「その…ちょっと待っててくれる?」
亜里沙「待つ?」
絵里「うん。そのままステイ」
亜里沙「分かったわ」 絵里「じゃあ、待っててね」
亜里沙「どこか行くの?」
絵里「電話にが
亜里沙「電話?」
ガチャ バタン
プルルルルル
絵里「もしもし希?」
希『えりち〜?どしたん?』
絵里「助けて」
希『え?何?なんかあったん?事件の幕開け?』 絵里「そうね。ある意味事件ね」
希『え、何なん?』
絵里「相談なんだけど」
希『相談?』
絵里「ええ…あの…亜里沙に性教育をね」
希『………は?』
絵里「いや…だから…亜里沙も中3だし。そろそろ無知なままじゃと思って」
希『なるほど。でも、お姉さん。本当にウチでいいの?』
絵里「お姉さんってなによ。何を考えてるのよ」 希『え?ウチに亜里沙ちゃんの性教育を任せたいって事やないの?実はウチもこう見えて経験ないからちゃんと教え…』
絵里「誰もそんな事頼んでないわよ」
希『え?じゃあ、何なん?』
絵里「あのね、亜里沙のクラスの男の子が保健体育で習った単語を面白がって連呼するんですって。それで亜里沙にその単語の意味を聞かれて…」
希『あ〜そう言う事。ってきり実技を』
絵里「どこの世界に実技を教える家庭があるのよ。で、亜里沙が自分で調べれるとか言い出すのよ。でもネットって怖いでしょ?変なサイト覗かれても困るし。ショック受けちゃうかもだし」
希『あ〜まあな。でも過保護やなぁ』 絵里「過保護?過保護かな?」
希『だっていつかは知るんだし』
絵里「そうよね。何だか…今、亜里沙の保護者として岐路に立たされてる気がするわ」
希『そんな大袈裟な』
絵里「分かったわ。ありがとう希。ちょっと頑張ってみるわ」
希『うん。ウチ…何もしてないけどな。勝手にえりちが納得しただけで』
絵里「じゃあまた!」
希『あいよ』 絵里「…諦めちゃダメなんだ〜その日が絶対来る〜よしっ!」
ガチャ
絵里「亜里沙〜」
亜里沙「電話終わったの?」
絵里「うん。あの〜亜里沙は…人間の三大欲求って知ってる?」
亜里沙「ふんわり」
絵里「そっか、ふんわりか。ふんわり?やんわりね!」
亜里沙「うん」 絵里「じゃあ、三大欲求って何かな?」
亜里沙「衣食住!」
絵里「あっ、違う…三大欲求とは食欲、睡眠欲、そして性欲の三つの事を指すの。これは私達が生きる為、種の存続の為にとても大切な事なの。食欲、睡眠欲は聞かなくても分かるわね?」
亜里沙「うん」
絵里「性欲と言うのは…つまり…子孫を残したいとか………性的快感を……セッ…あっ…やっぱダメ。ちょっと待って」
亜里沙「え?どこ行くの?」
絵里「電話してくる」
ガチャ バタン
亜里沙「また?」 プルルル
絵里「もしもし」
希『……もしもし?』
絵里「希!ちょっといい?」
希『ちょっとだけな。亜里沙ちゃんの性教育は上手く言った?」
絵里「ちょっと思ったより難しいわ。穂乃果や凛に微分積分を理解させるくらい難しい」
希『難易度MAXやん。どんな風に教えたの?』
絵里「まず人間の三大欲求について…」
希『そこから!!?ピーについて教えるのにそこから!!?』
絵里「だって…最初から教えないと」
希『そうやけど。それって江戸時代の話をするのに平安時代から始めてる様なもんだと思うよ?」 絵里「そうなのよね。この調子で言ったらいくつ恥ずかしい単語を口にしなきゃいけないのか…」
希『いくつ口にしたの?』
絵里「まだゼロ」
希『何も進んでないやん』
絵里「思ったより恥ずかしいのよ」
希『えりちムッツリやもんな』
絵里「違うわよ。そんな事言うと切るわよ?」
希『電話して来たのそっちやけど』
絵里「ねえ?どこから話せばいいのかしら?」 希『もう最初からピーについてでええやん。ピーはピーをピーするとピーが出てピーにピーーするって」
絵里「そんな事恥ずかしくて」
希『そもそもなんの経験も無いのに性教育をしようなんてのが間違いなのかもしれんな』
絵里「それを言われると…。思い上がってたかもしれない…私…」
希『ふぁ~ウチもそろそろ三大欲求が限界やから』
絵里「……え?希…そんなに溜まってるの?」
希『いや…眠いって事な。どんだけ頭ん中ピンクなん?』
絵里「いや…今のは…」
グゥ~
希『えりちも取り敢えず欲求満たして来たら?』
絵里「ご飯まだだったから…」 絵里「あの…」
穂乃果「なあに?」
絵里「なんて服着てるのよ…」
穂乃果「これ?なんだっけ?えっと…童貞を殺したい時に着る服だよね」
絵里「そんな気分の時ってある?」
ことり「穂乃果ちゃん…若干ニュアンスが違うよ…」
穂乃果「間違えちゃった。えへ」
絵里「えへじゃないわよ」
花陽「穂乃果ちゃんって絶妙に誤解を生む様な言い間違いするね」 絵里「こんな服…誰が持ってきたの?」
穂乃果「ことりちゃんに決まってるじゃん」
ことり「決まってる?決まってるの?私だけど…私以外持ってこないかな?」
穂乃果「持って来ないよ。って言うか普通持ってないもん」
絵里「って言うかどこで買うの?こう言う服…」
ことり「違うよ。買ったんじゃないよ?お店で使わなくなったから貰っただけで」
絵里「お店?」 ことり「バイト先だよぉ。来た事あるでしょ?」
絵里「あ〜あのメイド喫茶ね。どんなお店かと思ったわ」
穂乃果「どんなお店だと思ったの?」
絵里「って言うかメイド喫茶でも着るかな?」
穂乃果「あれ?私の質問スルー?結構スルーするよね」
ことり「あの…着る人が居ないから…貰ってきたの」
絵里「なるほど…」 ことり「この服着て接客したら風営法に引っ掛かりそうだし。基本的に健全なお店だから」
絵里「基本的って言葉に引っ掛かるんだけど」
穂乃果「健全なお店は冷凍炒飯を980円で出さないよ」
絵里「ギリ1000円以下で安く見せようとしてる辺りがね」
ことり「愛情が入ってるから」
穂乃果「そう言われて今日も彼らは身体に鞭打って働いてるんだね。せめてこの服で葬ってあげよう」
絵里「経験ないとは限らないけど」 花陽「ま、まあまあ。冷凍炒飯美味しいし。私、冷凍炒飯をおかずに白いご飯食べれるもん」
穂乃果「花陽ちゃん。フォローの仕方間違ってるよ」
絵里「何でも良いけど…とにかくそんな格好して、海未が来たら騒ぐわよ」
穂乃果「それは困るな」
ガチャ
海未「ごきげんよう」 穂乃果「絵里ちゃんが噂をするから」
絵里「人のせいにしないでよ」
海未「穂乃果…」
穂乃果「海未ちゃん。違うんだよ」
海未「まだ何も言ってませんが…なんて格好してるんですか」
穂乃果「……童貞を殺す為の格好で」
海未「警察呼びます?」
絵里「ほら…だから言ったのに」
ことり「私は海未ちゃんがあの単語をちゃんと知ってる事に少し感動を覚えてます」
絵里「なんで?」 穂乃果「違うんだよ海未ちゃん。これはそう言う風に呼ばれてる服ってだけで別に実際に人殺ししようなんて事考えて無いからさ。なんの罪にも」
海未「…公然猥褻罪でしょう?」
穂乃果「え?猥褻…ひどっ…私の事猥褻物って言った…」
絵里「間違いでは無いわね」
海未「でしょ?」
穂乃果「酷い。うら若き乙女を捕まえて海未ちゃん…猥褻物なんて…」
絵里「良かったんじゃない?警察に捕まる前に海未に捕まって」
海未「うら若き乙女ならもう少し謹みを持ってください。とにかく風邪引きますから。ほら」
穂乃果「え?何?」
海未「だかれ上を早く着なさい」
穂乃果「え、やだよ」
海未「は?なぜ?」 穂乃果「だって、まだ全員に見せてないし」
海未「見せる必要ありますか?」
穂乃果「せっかく着たんだから感想欲しいじゃん。まだ悪口しか言われてないよ」
海未「悪口は言ってませんが」
穂乃果「それにまだどこにも行ってない」
ことり「そ、それでどこかに行くなの?」
絵里「流石にそれは…死ぬのは童貞じゃなくて穂乃果の方よ。社会的に…」
花陽「穂乃果ちゃん、やめた方が」
海未「どうしても行きたいと言うなら私を倒してからにしなさい」
穂乃果「いや…流石に上からコートは羽織るよ…皆んな私の事をなんだと思ってるの?」 海未「長い付き合いの上で判断してます!」
穂乃果「なっ」
絵里「普段の行いが物を言うのね」
海未「何でも良いですから早く着替えなさい」
穂乃果「だから嫌だってば」
海未「は?この期に及んでまだ言いますか?」
穂乃果「海未ちゃんの方こそ私の話し聞いてた?ちゃんとコートは羽織るから」
絵里「コートがより変態を演出する様な気もするけど」 海未「コートがとかそう言う問題じゃないんです。あなたこそ私の話を聞いてましたか?」
穂乃果「聞いてたよ。けど海未ちゃんの事は倒せない。この服は童貞は殺せても海未ちゃんは倒せないし…友達に手なんか出せないよ」
海未「穂乃果…」
穂乃果「海未ちゃん…分かってくれた?」
海未「そう言う事を言ってるんじゃないです!!!風邪引くと言ったでしょ!!!今真冬ですよ!!!馬鹿なんですか?」
穂乃果「だからコート…くしゅん」
海未「ほら言わんこっちゃない」
絵里「バカ程風邪を引くのよね…体調管理が出来ないから…」 ガチャ
穂乃果「朗報だよ〜」
海未「穂乃果?」
にこ「朗報とは?」
穂乃果「明るい内容の知らせ。うれしい知らせ。Google調べ」
にこ「朗報の意味を聞いてるんじゃないわよ。朗報の中身を聞いてんのよ」
穂乃果「ラブライブ事務局から撮影の依頼が来ました〜」
にこ「撮影?」
穂乃果「うん。プロのカメラマンがバシバシ撮ってくれるって」
真姫「何でまたそんな事を?」
絵里「スクールアイドルを世に広める為…とかかしら?」 穂乃果「まあ、理由は知らないけど引き受けるよね?」
にこ「そりゃあもちろんよ」
穂乃果「一応ね。水着なんだけども」
海未「却下で」
穂乃果「ふっ、言うと思った」
海未「当たり前でしょう。そんな人前で肌を露出するなんてありえません。断固拒否です」
穂乃果「とか言っていざやったら誰よりもノリノリなくせに」
にこ「確かに。一番のせられそう」 海未「そんな事ありません」
穂乃果「まあいいけど。取り敢えず受ける?ちなみに水着はビキニかスク水のどちらかだって」
絵里「何その二択?」
真姫「主催の好みが思いっきり出てるわね…気持ち悪い…」
穂乃果「ちなみに相手役もいるみたいなんだけど」
絵里「相手役?」
海未「相手役とは何ですか?」 穂乃果「分かんないけど男の人と撮影するみたいだよ」
絵里「スクールアイドルの撮影で?」
穂乃果「うん。そうなんだって」
絵里「そうなんだってって…」
穂乃果「いや?」
絵里「いやと言うか…」
海未「嫌です」 絵里「本当にラブライブの運営からの依頼なの?」
穂乃果「うん。ほら、これ依頼書」
絵里「どれ…………確かにラブライブと書いてあるわね」
にこ「いや、待って。これラブライブじゃなくてラブライフって書いてあるけど」
絵里「え?ラブライフ?」
穂乃果「嘘?あっ、ほんとだ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています